年が改まると、「今年こそは」と思うことがある。無理をしない、我慢しすぎない、自分を後回しにしない――。けれど気づけば、また同じように「いい人」でい続けて、心だけがすり減っていないだろうか。新しい年の始まりは、生き方の癖を見直す絶好のタイミングだ。本稿では“人生の指針”を示してくれる新刊『人生は期待ゼロがうまくいく』(著:キム・ダスル、訳:岡崎暢子)から2026年を「自分を守る一年」にするための戦略について、エッセイを抜粋・再編集して取り上げる。(企画:ダイヤモンド社書籍編集局)
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まずは今日から
「いい人」をやめる
気の利く人は、他人の気持ちを汲み取る力が高い。でもその分、つい自分を後回しにしがちだ。そんな人が言いがちな口癖は以下の通り。
□「お先にどうぞ」
「自分を優先していい」と聞くと、「身勝手だ」と感じるかもしれない。しかし、そう思ったあなたは、もしかして自分を犠牲にしているのではないだろうか。まずは自分を大切にしてほしい。それでこそ、他人との関係も健やかに育つ。
□「大丈夫」
大丈夫じゃないのに、なぜか「大丈夫」と言ってしまう。感情を抑え込むのはよくない。小さなストレスでも、積もれば病の元になる。怒りを飲み込んで消化しようとすると、知らず知らずのうちにそれが習慣となり、負のスパイラルから抜け出せなくなる。すべてを我慢する必要はない。感情を相手に伝えられるのが人間なのだ。
□「全然、気にしてないよ」
誰に対してもいい人であろうと腐心するのは、「ナイスガイシンドローム」(いい人症候群)と呼ばれるくらい、不健康な心理状態だ。周りの期待に応えようと、自分を押し殺して生きる理由などない。「いい人でいようとしない」ことは「悪人」になることではない。
自分が好意を感じられない人、何の関わり合いもないような人にまで気を配る必要はない。気を配るべきは、自分のことを大事にしてくれる人や、真に大切な味方にだけでいい。
2026年、今年はもっと自分の人生に忠実に生きて。
(本記事は『人生は期待ゼロがうまくいく』から一部を抜粋・再編集したものです。)





