なぜ初任給を引き上げるのか
学生に分かってもらえるのは…
なぜ今、企業は初任給を引き上げるのだろうか。当然だけれど効果があるからだ。
◆シグナル効果:高い初任給にすればメディアに取り上げられる可能性がある。すると求職者に絶大なアピールとなる。学卒者もそうだし、転職者にも大きな宣伝効果がある。
◆サボり防止効果:他社より初任給が高いと自覚すれば、高い賃金を失わないように社員は勤労に励む。何より士気が向上する。勤労意欲の高まりは、企業全体の好業績にもつながるだろう。
◆ブランディング効果:初任給が高いと、大切な子息を送り出す親御さんからの高評価にもつながる。経営が安定していて、社員を大切にしているイメージを植え付け、社会的な信頼度も上がる。
なお、筆者の初任給は20万円だった。大学の同期と給料の話をした時、金融マンも20万円ほどと聞いてホッとした(しかし今はもっと上がっている)。マスコミの初任給は10万円ほど高かった。手当なども圧倒的に総合電機メーカーは低く、非常に劣等感を抱いた。
「新入社員には高い給与というよりも、成長の実感こそ与えたい」などというのも幻想だ。ある大手企業の人事担当者も苦笑いしていた。「そりゃ正論だけどさ、就職試験を受けに来る学生に魅力的かどうか分かってもらえるのは、給料の額なんだよ。業務内容よりもね」と。やはり初任給アップは訴求力が違うらしい。
【参考資料】「2026卒学生が選ぶ就職人気企業ランキング」上位企業(文系)の初任給一覧 ※産経新聞社とワークス・ジャパンが発表した2026年3月卒業予定の大学生・大学院生を対象とした「26卒学生が選ぶ就職人気企業ランキング」上位企業の初任給を、日本人材ニュースがまとめたもの。https://jinzainews.net/26805690/拡大画像表示
【参考資料】「2026卒学生が選ぶ就職人気企業ランキング」上位企業(理系)の初任給一覧 ※産経新聞社とワークス・ジャパンが発表した2026年3月卒業予定の大学生・大学院生を対象とした「26卒学生が選ぶ就職人気企業ランキング」上位企業の初任給を、日本人材ニュースがまとめたもの。https://jinzainews.net/26805690/拡大画像表示







