あなたの潜在能力はあなたの周辺環境によって形作られる。あなたが抱くあらゆる考えは、あなたがそれまでに触れてきたものからやってくるのだ。
あなたがどういった人物になるか、そして人生をどう過ごすかは、あなたの周りにいる人たちや、あなたが消費する情報の質に左右される。
入ってくるものがごみであれば、出て行くものもまたごみなのだ。
また、デュラントの考えのように、自分がいる環境から何を求められるかによって、人は立ち上がったり、縮こまったりもする。
ほとんどの人は能力を発揮せずに控えめに暮らしている。それは生まれつきの才能がないからではなく、才能を発揮するよう求められるような環境にいないからだ。「今の自分以上を求められる立場」にいたことがないのだ。
貧しい地域の子どもを
養子に迎えて得た経験
環境のパワーについて、私は単に知識として書いているわけではない。このテーマについて私は日々研究し、経験し、驚かされている。
環境のパワーは、エネルギッシュに生活していくうえで、私の戦略の中核をなしているといえよう。
2014年8月、私は大学院で心理学を学ぶため、妻のローレンとサウスカロライナ州クレムソンに越してきた。当初は、大学院で「意志の力」について研究するつもりだった。
しかし、大学院での研究や、自分で行った調査、そして里親として3年間子どもを育てた経験から、私の物の見方は変わっていった。
「里親になったこと」それに「引っ越し」は、環境が私たち人間にどんな影響を及ぼすか、それを理解するうえで非常に役立った。
養子に迎えた子どもたちは、私たちが住んでいたクレムソンに隣接する郡で生まれた。その郡は、「収入を上げられる可能性が9%」という、雇用や仕事のチャンスがほとんどない非常に貧しい地域だった。
里子に関する法的な理由から詳しくは書けないが、子どもたちの家は理想とは言い難いものだったことは確かだ。
明るくて頭がよく、思いやりに溢れたこの子たちがもし生まれた環境にとどまっていたら、運を上げ、満ちたりた人生を過ごせるようになる可能性はほぼなかっただろう。







