デロイト気鋭の戦略コンサルタント・望月安迪氏が、最小の労力で最大の成果を生み出す「目的」起点の思考法 を伝授。第6回目の動画では、圧倒的な成長を遂げるための「学習戦略」を解説する。
専門スキルを磨けばキャリアが安定すると考えていないだろうか?しかし、一つの専門性に固執すれば、環境が変わった瞬間にそのスキルは価値を失い、これまでの努力が無駄になる。特に、生成AIをはじめとしたテクノロジーの進化により「専門性の賞味期限」はますます短くなっている。
では、どうすれば学んだ知識を最大限に活かし、成長を続けられるのか?本動画では、圧倒的な成長につながる学習戦略を解説する。

異分野の融合が生む圧倒的成長

 チェスと太極拳の両方で世界チャンピオンになった男がいる。

 ジョッシュ・ウェイツキンは、幼少期からチェスの大会で数々の優勝を果たし、神童と称された。

 次に彼が選んだのが太極拳だった。チェスで培った戦略的思考と集中力を太極拳に応用し、世界選手権を制覇したのだ。彼が活用したのは「アナロジー思考」と呼ばれる異なる分野の知識を組み合わせ、従来の枠を超えた成果を生み出す思考法である。単にスキルを深掘りするだけでは成長は止まる。学んだ知識を横展開し、ネットワーク化することで、変化の激しい時代でも適応できるのだ。

 本動画では、「アナロジー思考」を活用し、圧倒的に成長するための学習戦略を解説する。

望月安迪(もちづき・あんでぃ)
1989年生まれ。飛び級で大阪大学大学院 経済学研究科 経営学・金融工学専攻修了。経営学修士(MBA)。2013年、デロイト トーマツコンサルティング(DTC)に参画。経営戦略策定・M&A案件を専門とするStrategy&M&Aユニットにも所属。ファーム内で数パーセントの人材に限られる最高評価(Exceptional)を4年連続で獲得、複数回の年次スキップを経てディレクター職に昇格。デロイト トーマツ グループ全体を対象とした「ロジカルシンキング」研修講師を担当、初年度で200名以上の受講生を受け持つ。著書『目的ドリブンの思考法』『シン・ロジカルシンキング』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)。

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