大トリの後の特別出演で
松田聖子が熱唱
しかしこの時間帯に視聴率が目立って下がってしまったのだという。筆者は曲前の司会の説明で、リモコン操作の指示がよくわからなかった一人である。
そのため、リモコン操作の指示がわからずに誤操作してしまった視聴者が多かったのかと考えたのだが、メディアコンサルタント・境治氏の記事「紅白の視聴率が数分間下がった!分析して見えた意外な理由」によれば、視聴者が単に間違えたというよりも、ポイントの目標達成後に「dボタン」でチャンネルロック解除を押し、そこまでは良かったものの、その後にまた「8」という数字が出てきてしまったために、8チャンネルに映ってしまった人が多かったらしい。
つまり、リモコン操作を理解していた人たちが、指示を律儀に守ったための誤操作だったということのようだ。
数秒、数分であっても視聴率の急落はテレビマンからしたら最悪の事態であろうから、NHKとしては失態だろう。「スペシャル演出」も、どこからがスペシャルなのかが若干わかりづらく印象に残りづらかったのが気になった。ただ当然のことながら、アーティストの責任ではない。
・大トリ後に登場した松田聖子の声量
大トリがMrs. GREEN APPLEと発表された後で、さらにその後に松田聖子が特別出演するという発表には賛否両論があったという。大トリとはなんぞや、そもそも特別枠が多すぎないかという話にもなるから当然といえば当然である。
松田聖子は2021年に紅白出演を辞退してからこれまで出演がなく、本人もNHKも思い入れのある「復帰」だっただろう。視聴者からしても、辞退に至った背景を考えれば応援したい気持ちの人も多かったはずである。
久しぶりの出演となる復帰舞台で、視聴者の少しの不安を吹き飛ばしたのが、その声量だろう。伸びやかな声と熟練の歌唱力で、「若い頃よりもうまい」という感想も見られた。大トリの後という曲順が正解だったのかはわからないが、とにかく松田聖子という歌手の人生を感じた舞台だった。







