何度も失敗と挫折を繰り返して
チャンネル登録者数36万人達成

 とくにYouTubeを始めたときは、今までにないチャレンジだったので、センターピンがなかなか見つかりませんでした。

 4年で登録者数が36万以上にまでなりましたが、最初の数カ月は登録者は500人程度。視聴回数も30回なんて日もざらにありました。正直、挫けそうになったことも、一度や二度ではありません。

 どうすれば、この逆境を打破できるのか。センターピンが見出せない以上は、試行錯誤を重ねるしかありません。改善して、見直せるところは、クヨクヨ悩む前に実行。上手くいかなければ、別の方法でまたチャレンジすればいい、そう割り切って進み続けたわけです。

 テーマから始まり、撮影、話し方、ジェスチャー、表示する資料、編集方法やテロップまで、やろうと思えば改善できる点は山ほどあります。やがて、少しずつ改善すべき点が絞られるようになり、同時に視聴される動画も増えていきました。

『人生が劇的に変わる「1分」の使い方』書影『人生が劇的に変わる「1分」の使い方』(上岡正明、朝日新聞出版)

 私の場合、最大のセンターピンは「テーマ」でした。じつは、開始当初は、今のような投資系チャンネルではありませんでした。ここでお話ししているような仕事術、時間術がおもな内容でした。ところが、半年くらいたったとき、データを分析していたところ、伸びているのは経済の時事ネタと、お金や投資に関する動画だということに気づいたのです。

 私はそこがセンターピンだと見きわめ、狙いを定めました。このことがきっかけとなり、登録者数36万人を超える大手チャンネルに成長したのです。

 このように、センターピンは試行錯誤の末に見つかることもあります。だからこそ、あきらめずに小さな改善を続けてください。失敗は、成功という扉を見つけるための、効率的なデータ収集だと考えるのです。1分の密度を高めて、1つでも多くのトライアンドエラーを重ねることが重要なのです。