円安効果も?輸出が過去最高!世界が欲しがる「緑の粉」と「白い個体」とは緑茶の年別輸出推移 グラフ:カーゴニュース

訪日外国人数(インバウンド)が初の4000万人を突破したこともあり、世界的に「日本の食」がブームとなっている。さらに円安の影響もあって、輸出の数量だけでなく金額も過去最高となった品目が増えている。中でも注目の、「緑の粉」と「白い個体」とは?(カーゴニュース編集部)

*本記事はカーゴニュースからの転載です

緑茶の輸出が全国、近畿圏とも過去最高に
粉末状が8割、海外で抹茶ブーム

 大阪税関によると、2024年の緑茶全体の輸出は全国での数量が8798トン、金額は364億円、近畿圏では数量が2337トン、金額は110億円となり、数量・金額において全国・近畿圏ともに過去最高となった。

 19年1月の輸出統計品目表の改正により、緑茶の中で「粉末状の緑茶」の品目番号が追加され、より詳しく分析することができるようになった。この粉末状の緑茶には、現在海外でブームとなっている抹茶も含まれている。

 19年以降、粉末状の緑茶の輸出は数量・金額ともに増加し、全国・近畿圏ともに24年は数量・金額で過去最高を記録。25年に入ってからも増加し、全国・近畿圏ともに25年1月から10月までの緑茶全体の金額に占める粉末状の緑茶の割合は8割を超え、前年同期の約2倍となっている。

 経済圏別構成比は数量・金額ともに近畿圏は中部圏に次ぐ第2位。輸出港では、関西空港が数量・金額ともに全国で第2位となっている。

 25年1月から10月の近畿圏の輸出数量は1856トン、金額は139億円。数量・金額ともにアメリカ向けが第1位で全体の約3割を占めており、数量は520トン、金額は44億円。業界によると、近畿圏から輸出される粉末状の緑茶はいずれの国へも抹茶が多く、とくに抹茶ラテ用が多いという。