『社外の人をイラッとさせる「嫌われる組織」の特長』
それを教えてくれるのが、400以上のチームを見て「人と協力するのがうまい人の特徴」をまとめた書籍『チームプレーの天才 誰とでもうまく仕事を進められる人がやっていること』(沢渡あまね・下總良則著、ダイヤモンド社刊)だ。「チームの空気が変わった」「メンバーとの関係性が良くなった」と話題の一冊から、「他者と協力して結果を出すためのコツ」について紹介する。(構成/ダイヤモンド社・石井一穂)
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なぜか「感じがいい会社」と「二度と行きたくない会社」
「また行きたい」
「なんとなく応援したくなる」
そんな企業や組織がある一方で、
「もう関わりたくない」
「正直、嫌な気分になった」
と記憶されてしまう会社もあります。
この差を生んでいるのは、会社の知名度や商品力ではありません。
「社外の人」と接する、たった一瞬の振る舞いです。
悪気なく訪問者に「マウンティング」する人たち
たとえば社外の人を自社に招く際、相手に無礼のないようにと気をつけていても、つい見落としがちな点があります。
『チームプレーの天才』という本が、その点を以下のように指摘しています。
気をつけたいのが警備会社や事務スタッフの人たちによる「塩対応」(冷たい対応)。
――『チームプレーの天才』(88ページ)より
このように、相手を招いた自分たちは気をつけていても、会社の受付や警備スタッフの人たちが、
・社外の人たちを下請け業者扱いして横柄な対応をとる
・訪問者につっけんどんな対応をする
・状況を知らない人に高圧的な態度をとる
など、残念なケースが散見されます。
この場合、本人に悪気はないことがほとんどです。
「ルールだから」
「いつものやり方だから」
「自分の仕事をしているだけだから」
というだけだったりしますが、受け取る側の印象は違います。
「この会社、なんか偉そう」
「人を下に見ている感じがする」
そして厄介なのは、その不快感が“会社全体”に向かってしまうことです。
『チームプレーの天才』は、こうも指摘しています。
とくに人材育成の投資を渋りがちな地方都市の企業では、対話力やホスピタリティなどの能力開発を受けていない人たちが悪気なく訪問者にマウンティングして不快な思いをさせることが多々あります。
――『チームプレーの天才』(89ページ)より
これでは、訪問者から反感をかうのはもちろん、地域やコミュニティの関係人口を減らしてしまいます。
ファンの多い会社が徹底している、たった1つのこと
ファンの多い会社が共通してやっているのは、特別なホスピタリティではありません。
「リスペクトの範囲」を、社内だけに限定しないことです。
『チームプレーの天才』でも、こう強調されています。
自分たちのみならず、協力会社といったパートナー企業にも、他者をリスぺクトした行動を理解、実践してもらうことを忘れないようにしてください
――『チームプレーの天才』(89ページ)より
自分たちだけが「他者をリスペクトする」のではなく、その文化を、会社全体に広げる。
それができている会社が、ファンの多い会社なのです。
(本稿は、『チームプレーの天才 誰とでもうまく仕事を進められる人がやっていること』の内容を引用したオリジナル記事です)







