付属校で例外的に絶好調な「日大第一」

 下町のイメージが強い23区東部では、人気中堅共学校の安田学園の程近くに日本大学第一(墨田区)がある。有名私立大学の付属校がおおむね緩和傾向にある中で、軒並み四模試の志望者数が増加している学校は珍しい。受験者数が多いのは、Fランクの1日[4科1回](男子149人・1.7倍、女子85人・2倍)と2日[4科2回](男子115人・1.9倍、女子78人・2.7倍)だが、それぞれ志望者数が男子5割強増と女子3割半増、男子5割半増と女子3割強増といった具合に、さらに26年の受験生を増やしそうな情勢にある。

 Eランクの3日[2科1回](男子64人・4.3倍、女子63人・3倍)と5日[2科2回](男子86人・6.6倍、女子51人・5.1倍)はそれぞれ、男子5割強増と女子2割半増、男子6割強増と女子1割半増となっている。この倍率を見る限り、1日か2日に4科を受けた方が良さそうである。いずれの入試回も前日午後1時まで出願を受け付けている。

 募集人員60人でGランクの上野学園(台東区)は音楽コースの募集も1日と4日にある。受験者数が比較的多くてさらに伸びそうな入試回を見ておくと、1日午後[2科型(国算)](男子26人・1.6倍、女子23人・1.4倍)、6日[2科型(国算)](男子10人・2倍、女子30人・4.3倍)が目につくのだが、倍率だけ考えるなら1日[適性検査型](男子23人・1.2倍、女子35人・1.2倍)のハードルは低い。1日午前午後の入試回は30日いっぱい出願を受け付けている。他に、24年から募集されている授業の7割を英語で行う国際コースは、5つの入試回で受験生がほぼ見当たらないものの、受けた人は受かっているので、英語に自信があるなら手堅い入試といえる。

 強豪の女子バレーボール部や甲子園大会にも出場した高校野球部で全国にその名をとどろかせる共栄学園(葛飾区)は部活動が盛んな学校だ。Gランクで進学と特進に分けて募集、スライド合格もある。比較的受験者数が多い入試回を挙げておこう。主力となる1日[1回](男子30人・1.3倍、女子59人・1.6倍)と1日午後[2回](男子41人・1.3倍、女子28人・1.4倍)の他、2日[3回]や7日[5回]も地道に受験生を集めている。倍率は1倍台半ばから下がほとんどなので、受けやすい。

 葛飾区にはもう1校、サッカー部が有名な修徳もある。ランクの付かない7つの入試回で60人(1回)+若干名(2~7回)を募集、25年の受験者数は95人で、受ければ受かる入試回も多く見られる。特待生制度もある特進クラスと進学クラスは入試の成績によって分けられるが、男女各30人を募集する1日[1回](男子39人・1倍、女子27人・1倍)で多くが受験している。

 Gランクが主体の帝京大学系属帝京(板橋区)には、一貫特進コースとインターナショナルクラスを含む一貫進学コースがある。受験者数が多いのは1日[一回午前進学](男子44人・1.8倍、女子35人・1.6倍)と志望者数も上向きな1日午後[一回午後進学](男子48人・1.6倍、女子27人・1.4倍)で、2日[二回午前特進](男子37人・2.6倍、女子21人・1.4倍)も人気の入試回となる。勢いを感じるのは2日午後[二回午後進学](男子17人・3.4倍、女子11人・1.8倍)で、特に男子では大きく伸ばしそうな志望者数の動きが見られる。

 練馬区にある東京女子学院は25年に高校が共学化し、校名を英明フロンティアに改称した。26年は中学校の共学化初年となるが、四模試での志望者はほぼ見当たらない。Gランクの女子校時代の25年の受験者数合計は39人だった。ほとんどの受験生が1日[1回](26人・1倍)に集まり、26年もあまり状況に変わりはなさそうである。注目点は男子がどのくらい受験するかだろう。