どこかでシフトチェンジをしなければならない場合がある。

 ただ、またまた余談だが、社会のルールとして理不尽なことは多いこともわかっていてほしい。

係長から課長になった人は
課長として優秀だからではない

「なんじゃこの課長、よく課長になれたな?」と思う人にも出会うことだろう。

 これは会社員としては理解しておくべき事柄である。

 一般的な日本企業ではだいたい係長から課長に昇進する。

 どのようなシステムで昇進するのかご存じだろうか。

「係長として成果をあげたから」である。

 誤解してはいけない。

「課長として成果をあげたから」ではない。

 係長として優秀=課長としても優秀

 ではないのだ。

「人は会社にとって使えないところまで昇進してしまう」と言われるのは、このシステムだからである。

 同じようなことがコミュニケーションでも起こると思っていたほうがいい。

 後輩としてのコミュニケーションが優秀=先輩としてのコミュニケーションが優秀

 ではないのである。

アナウンサーの多くは
1年目のほうが上手かった

 また社会人になると「仕事の会議」が増えていくだろう。

「会議の参加人数が多ければ多いほど普通の意見に収まる」

 これも覚えておくべきことである。

 意見をぶつけ合うことは素晴らしいことではある。

 ただ、ぶつけすぎると角が取れて丸くなる。

 丸くなった意見は普遍的になる傾向がある。

 では上司が言うことや周りが言うことに反発するべきか。

 一概にそうとは限らない。

 聞き流しておくスキルも大切だと言及したい。

 真面目な若者がハマる罠。

「さまざまな意見を自分に取り入れようとしてしまう」

 実際に見た話をしたい。

 私はアナウンサーとよく仕事をする。

 毎年毎年、新人のアナウンサーが入ってくる。

 初々しい。

 ただ、芸人として、つまり喋りのプロとしては思うことがある。

「1年目のほうが上手かった」

 そんなアナウンサーは結構いる。

 なぜこのようなことが頻繁に起こるのか。