米国勢調査局は27日、移民の流入減少を背景に、米国の人口増加ペースが過去1年間で大幅に鈍化したと発表した。移民制限論者はこのニュースを歓迎するだろうが、労働力人口の減少が米国をより豊かにすることはないだろう。米国の人口は2024年7月から2025年7月にかけて180万人、前年比0.5%増加し、3億4180万人となった。 移民の純流入の落ち込みが主因となり、人口増加数は前年度に比べ150万人少なかった。同じ12カ月間の米国への移民の純流入数は130万人となり、前年度の270万人から減少した。この期間にはジョー・バイデン前大統領の任期の最後の6カ月が含まれる。ドナルド・トランプ大統領は不法移民を締め出し、米国に入国して就労するための合法的な経路にも制限を設けた。非営利の調査団体、米国政策財団(NFAP)の最近の推計によると、現在の傾向が続けば、トランプ政権期間中にグリーンカード(米国永住ビザ)を取得する移民は150万~240万人減るとみられる。