朝日放送テレビ「探偵!ナイトスクープ」HPのスクリーンショット https://www.asahi.co.jp/knight-scoop/
結論から先に言うと、この8人家族は「小学6年生の長男ばかりが家事・育児をしている」という事実はなく、視聴者に対して長男がヤングケアラーのような「誤解」を与えるような「演出」をしてしまったというのである。
例えば、VTR内で両親は、6人の子ども全員を残して仕事に出ているがこれは「家事や育児の大変さを強調する」という「演出」であって、実際の一家では、父親が基本的に家にいて家事・育児を担当しているという。
また、VTRの最後、一家をレポートしていたお笑い芸人が家を去る際にドアを閉めると、母親が長男の名前を呼んで「米炊いて、7合」という声が聞こえるシーンがあった。
これが視聴者の「なんて母親だ」という怒りに火をつけたが、これも「非日常から日常に戻る合図」という目的での「演出」で、後から付け足した声だという。
さらに、この企画の根本的なところも「演出」だったこともわかった。
同番組は視聴者からの「依頼」を受けて、「探偵」であるタレントが調査や問題解決をするというもので、この企画も長男からのこんな依頼が発端である。
「正直、長男やるの疲れました。生まれてから長男しかやったことがないので一日だけでもいいので次男になりたいです。探偵さん、ぼくの代わりに長男やってくれませんか?」
小学6年生の男の子が「疲れた」と弱音を吐くなんて異常事態である。ここまで精神的に追い込んで、家事・育児を強いるなど間違いなく「児童虐待」だが、実はこれも「演出」である。
長男が実際に番組に送った依頼文は「家族8人みんなで家事や育児を協力しあって頑張っているが、他の兄弟よりも僕が一番頑張っている。他の家族の子供と比べてどうなのか調査して欲しい」――。疲れたとも、自分だけが負担が重いなどとはどこにも訴えていない。







