3Dバーチャル空間で疑似体験できる、子ども向け防犯アプリ
大人が特殊詐欺に悩まされる一方で、子どもたちを狙った犯罪も増加の一途をたどっている。
警察庁の別資料によれば、子どもの性被害は特に2023年に増加が目立つ。この資料では、18歳未満の者が「子供」「児童」に分類されていたり、2023年施行の法改正で罪名・構成要件が変更されたため単純な前年差比較が難しかったりするものの、被害対象が小中学生である可能性が高い、不同意わいせつの数字のみを取り上げても、確実に増加していることが見てとれる。
被害対象が小中学生である可能性が高い不同意わいせつの件数のみに着目しても、子どもの性被害検挙件数は増加傾向にある 拡大画像表示
「知らない人についていってはいけない」とは、よく使われる注意の声かけだが、親がどれほど言葉でいい聞かせても、いざその場面に直面した子どもが正解を選べるとは限らない(残念ながら、知っている人による犯罪も多いのが現実だが……)。
大阪府警本部と民間企業(株式会社ファンタスティックモーション)が共同開発した「防犯マスター」は、単に知識を与えるだけでなく、体験型の防犯アプリとなっている。具体的には、3Dのバーチャル空間で不審者との遭遇を疑似体験できるのだ。
ユーザーは自分のアバターを操作し、以下の3つの主要なステージを自由に移動していく。
通学路:日常で最も危険にさらされやすい登下校のルート。
公園:一人になりやすい死角や遊び場。
ショッピングモール:迷子や連れ去りのリスクがある公共施設。
公園:一人になりやすい死角や遊び場。
ショッピングモール:迷子や連れ去りのリスクがある公共施設。
これらの場所で、不審者から声を掛けられるという「実際のシチュエーション」が再現され、子どもたちはその場でどう対処すべきかを学ぶ仕組みだ。
「防犯マスター」の画面。アバターは男の子と女の子から選ぶことができ、髪型や服の色などもカスタマイズ可能
各ステージではいろいろな人と出会い、その服装やふるまいから怪しい人かどうかを見極める必要がある







