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認知機能を保つには、特別な訓練よりも日々の行動の質が問われる。認知症の予防を研究する大武美保子氏によると、習慣化した毎日のウォーキングにも認知機能の低下を遅らせる鍵が隠れているという。※本稿は、理化学研究所ロボット工学博士・認知症予防研究者の大武美保子『脳が長持ちする会話』(ウェッジ)の一部を抜粋・編集したものです。
認知機能の低下を遅らせるには
日々の暮らしに一工夫
「脳と身体が老化しても認知機能の低下を遅らせる」には、認知的アプローチが大切になってきます。
健康やダイエットのために、ウォーキングを生活習慣に取り入れているとしましょう。スマートウォッチや万歩計で記録をとると励みになり、継続にもつながります。健康な体を手に入れることが目的ならそれも良いのですが、認知機能をさらに活用するために日々の行動を見直してみましょう。
ウォーキングの時間帯やコースを決めている場合、このやり方には習慣づけやすいというメリットがあります。ですが、自分の中の決めごとがある場合は、いったんそれを取っ払ってみて、「さて、今日はどこを歩いてみようか」と真っさらな気持ちになって計画を立ててみます。
2キロ先の公園まで決まった道を往復するのが定番コースなら、今まで歩いたことのない道を選んでみるのも良いでしょう。地図を見て別の公園や目的地を探してみると、新しいウォーキングコースを開拓できます。そうすると、偶然見つけた無人野菜販売所が新しい目的地に加わるようなことも起こります。天気や季節によって歩く時間帯を変えれば、その前後の段取りが変わります。







