善意のつもりで送ったアドバイスが、実は相手を疲れさせていたかもしれない――そんな不安に襲われたことはないだろうか。日韓累計40万部を突破したベストセラー『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣』(キム・ダスル著、岡崎暢子訳)の続編『人生は期待ゼロがうまくいく』の発売を記念した本記事では、ライターの有山千春氏に、迷ったときに行動を決める「シンプルすぎる基準」についてご寄稿いただいた。(企画:ダイヤモンド社書籍編集局)
Photo: Adobe Stock
「不要なアドバイス」かもと
不安になってしまう
40代になってから新たな友達ができた。20代の、とても賢くて楽しい女性だ。
その付き合い方が、「いままでの友人関係とちょっとちがう」と気づいた出来事があった。
大人になったいまだからこそ思慮深くなるし、そして相手が年下だからこそ、自分の一挙手一投足が相手のストレスになりやしないか……と、過度に気を使っている。
そんな自分に気づいたのは、仕事で悩む彼女に、LINEで“アドバイス”を送ったあとの返信が、数日間空いたからだった。
「ああ――! どうしよう! 年上の“アドバイス”はすなわち“クソバイス”! クソみたいなアドバイスを押しつけてイヤな思いをさせちゃったんじゃないか……!」
「こんなこと、言わなければよかった……! でも悩んでいそうだったから送ったわけで……でもやっぱり、望まれていないことだったのではないか――!」
数日間、頭を抱えた。まるで初めて恋人ができたときのような弱気に陥った。
一流は「カッコいいかどうか」で
行動を決める
そんな出来事をきっかけに「今年の抱負は『クソバイスをしないこと』にしよう」と誓いつつ、本当にそれでよいのだろうかと思いながら、『人生は「気分」が10割』を手に取る。日本&韓国で累計40万部を突破した、キム・ダスル著のベストセラーだ。同書に、まさにいまの自分をあらわすこんな一文があった。
――『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣』より
同書は「そんなごちゃごちゃした心配や悩み事は、とりあえず置いておいて」と薦めるが、ではどうするのか。筆者は、そんなふうにごちゃごちゃ考えたあげく「いっそ行動を無にしよう」という結論に至ろうとしているのだが……。
――『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣』より
行動の指標を、「自分がカッコいいと思えるか否か」だけに絞るというのだ。たしかに、シンプルな解決方法かもしれない。
筆者の「カッコいい」のロールモデルは、20代の自分が「カッコいい」と思っていた当時40代の女性たちだ。彼女たちはこちらに気を使ってくれつつ、自らの人生訓から得たであろう「いいものはいい・イヤなものはイヤ」に正直に、発言していたように思う。
己の承認欲求を満たすような“説教”ではなかったからこそ、彼女たちの発言は響いたし、「クソバイス」だなんて思わなかった。
筆者も誰かに「カッコいい」と思われたい、だなんて傲慢なことは思わないが、まずは自分自身が「ダサくない」と思える行動を心がけようと、新年に誓ったのだった。
(本稿は、『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣』の発売を記念したオリジナル記事です)
メーカー広報、出版社編集者を経て2012年よりフリーライターに。主に週刊誌やWEBメディアで取材記事やインタビュー記事を執筆。昨年より高田馬場の老舗バーにてお手伝い中。



