新型は基本骨格から刷新された。これまで使っていたBプラットフォームは内燃エンジン車にも用いられていたが、アリアと共通のBEV専用CMF-EVプラットフォームに変更。これにより車内の居住性は大幅に向上しており、これまで車内にあった空調ユニットをボンネット下のモータールームに移設したことで、前席の足元が広々とした。さらに、プッシュボタン式シフターの採用により容易にウォークスルーできるようにもなっている。後席のセンタートンネルがなくなりフラットになったのも朗報である。頭上には、電子制御によりガラスの透明度を変えられるようにした調光パノラミックガラスルーフを設定。新型の室内は広いだけでなく気持ちのいい開放感がある。

圧倒的に静かで滑らか。乗り心地も優秀
気になるところは皆無。完成度が抜群に高い

 インパネも先進的である。横方向にワイドなフローティング形状を基調に、12.3インチと14.3インチのスクリーンを統合。メーターの背景デザインには、 日本家屋に見られる“縁側”を含めた5種類が用意され、64色から選べるアンビエント照明も楽しめる。Googleビルトイン機能を搭載した最新のインフォテイメントシステムも、大きなポイントのひとつ。これについては公道で試乗した際に詳しくレポートしたい。

 新型の足回りは、CMF-EVプラットフォームの採用によりフロントがストラット、リアはマルチリンク式に変更。最小回転半径は19インチタイヤ装着車でも5.3mとなかなか小回りが利く。

 パワートレーンについては、高出力化と小型化、静粛性を両立するために、モーター/インバーター/減速機を一体化した3in1のEVパワートレーンを搭載。B7のバッテリーは前述のように75.1kWh仕様。モーターは最高出力160kW(214hp)、最大トルク355Nmというスペックとなる。なお新型リーフには52.9kWhバッテリーの普及版も用意される。こちらはB5を名乗り、来年2月に日本デビューの予定だ。

 過去2世代のリーフは、バッテリーのヒートマネージメントが弱点となっていた。新型は万全の熱対策を施した。これで夏場や高負荷走行時には熱ダレしたり、冬場に充電速度が上がらなかったりする事象はなくなるに違いない。