13枚を出し尽くしたとき、「出会いが一度も起こらない確率」はいくつでしょうか。
難関大学の入試の定番
「モンモール数」とは?
これはAさんのカード「1」にはBさんの「1」以外のカードが対応し、Aさんのカード「2」にはBさんの「2」以外のカードが対応するというように、すべてばらばらに対応する順列の数を求めることに帰着します。
例えば、カードが3枚の場合はAさんの(1、2、3)に対して、Bさんのカードの順番が(2、3、1)、(3、1、2)の2通りのどちらかであればいいということです。
3枚のカードの並べ方は全部で3×2×1=6通りあるので、出会いが一度も起こらない確率は2/6=1/3となり約33%です。
カードの並べ方(1、2、3)は順列です。n枚のカードすなわち1、2、3、…、nの数を並べる順列において、i番目がiではない順列のことを攪乱(かくらん)順列(攪乱:かき乱すこと)または完全順列と呼びます。そして攪乱順列の数をD_nで表し、出会い数またはモンモール数と呼びます。出会いが一度も起こらない確率をP_nとします。
n個の数字を並べる順列の総数はn×(n-1)×…×2×1=n!通りです。これをnの階乗といいます。すると、出会いが一度も起こらない確率P_n=攪乱順列の数D_n/順列の総数n!と表すことができます。nが1から4までの場合、次のようになります。
n=1のとき(1)の攪乱順列はありません。D_1=0
n=2のとき攪乱順列は(2、1)、D_2=1、P_1=1/2=0.5
n=3のとき攪乱順列は(2、3、1)、(3、1、2)、D_3=2、P_3=2/(3×2×1)=1/3=0.333…
n=4のとき攪乱順列は(2、1、4、3)、(2、3、4、1)、(2、4、1、3)、(3、1、4、2)、(3、4、1、2)、(3、4、2、1)、(4、1、2、3)、(4、3、1、2)、(4、3、2、1)、D_4=9、P_4=9/(4×3×2×1)=0.375
このように「出会いの問題」は攪乱順列の数D_nを求めることに帰着します。







