また、ヨガや水泳、ジョギング、ウォーキングなどの有酸素運動では、どれも気分の改善と向上に効果があるといわれています。有酸素運動を続けると、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンなどの神経伝達物質が分泌され、精神的な落ち着きが得られるようです。

 こうしたデータからも、健康的な生活を送るためには、運動をしたほうがいい、というのはよくわかります。

 しかし、「健康志向」も度を超すと、逆に健康を損ねる場合があります。その分かれ目は、「心身に無理をさせているかどうか」です。おそらく健康を気づかう人は、「運動量は多いほうがいい」と考えるのでしょう。自分の許容量を超える課題を掲げて、がんばりすぎる傾向があるようです。

 たとえば、ランニングの経験のほとんどない人が、「明日から10km走ろう!」と勢いこんだり、ジムに初めて入会した人が、「毎日2時間、筋トレをしよう!」と気負ったり。そんな調子だと、気持ちに体がついていかず、健康のために始めた習慣もすぐに挫折してしまうでしょう。ですから、無理は禁物です。

 まずはスモールスタート。その後は自分自身に「もう少しハードルを上げても大丈夫?」と問いながら、少しずつ目標を上げていくといいでしょう。

禅僧の血圧を下げた
毎朝の100回ジャンプ

 参考までに、私自身が毎朝行なっている「ゆるい運動」をご紹介しましょう。

 日課にしているメニューは、ラジオ体操とスクワットを30回です。これをするだけで体と脳がシャキッと目覚めて、気持ちよく1日をスタートできます。

 また最近、加えたメニューに、「ジャンプ100回」があります。これは、テレビの健康番組を見た知り合いから「血圧を下げる効果があるらしい」と聞いて、試しにやってみたものです。

 素直に従ってみるものですね、一週間で血圧が上も下も15くらい下がりました。それに気をよくして、朝食前に庭でピョンピョン跳ねることが、すっかり習慣になっています。