たしかにストレスからは解放されるものの、疲れが回復してもゴロゴロし続けていると、“ごろ寝疲れ”がたまります。逆説的ですが、ストレスフリーな時間が、かえってストレスになってしまうのです。何がよくないかというと、「時間に使われている」状態になることです。
「随処作主、立処皆真(ずいしょにしゅとなれば、りっしょみなしんなり)」という、臨済宗の開祖である臨済義玄禅師の言葉があります。
この禅語が説いているのは、どんな状況や場所でも、自分の心の主導権を握り、主体的に生きることの大切さ。「休日の使い方」においても、ただ時間に流されるのではなく、貴重な時間を主体的にコントロールしていく必要があるのです。
ですから、ここは「ノープランがごろ寝を招く」と捉え、なんでもいいので、お手軽にできるプランを立てましょう。「これといって、やりたいことはない」という人も、少しでも自分の心が動きそうなことを見つけて、やってみてください。
本格料理に挑戦する。
映画館で気になっていた映画を見る。
美術館に行って、ついでに周辺の公園を散歩する。
家族で近場にキャンプに行く。
本屋さんに出かけて、カフェで買った本を読む。
……など、ちょっとしたイベントでいいのです。
そんなふうに休日は、心と体を動かす時間と、家でゆっくりする時間の両方を設けてみる。それだけで休み明けは、身も心も軽くなっているはずです。
せっかく運動したのに
裏目に出るケースも…?
運動するのは「心身の健康にいいこと」です。それは、疑問の余地のないところでしょう。実際、スポーツ庁が2019年に発表した「スポーツの実施状況等に関する世論調査」では、「スポーツの実施頻度が高いほど、日常生活に充実を感じている割合が高い」という結果が出ています。
1週間のうち、スポーツをした日数が0日で日常が充実している人は43%ですが、1日未満の人は59%、1~2日の人は70%、3日以上の人は76%と、歴然とした差が認められます。







