「評価していたのに…」と嘆く上司が知らない、「あけおめ退職」が止まらない本当の理由評価していたのに「あけおめ退職」された…(写真はイメージです) Photo:PIXTA

年始に起きる「あけおめ退職」。賞与をもらって年末には素知らぬ顔で「来年もよろしくお願いします!」と挨拶しておきながら、急に退職するのはなぜ?職場トラブルを解決すべく、危機管理コンサルティング会社の社員たちが“動物アバター”に扮して、座談会形式で解決の道を探ります。【前編】(エス・ピー・ネットワーク)

*本記事はエス・ピー・ネットワークから一部を抜粋・転載したものです

「もうすぐ年度末なのに…相次ぐ退職希望者」

 今月は、部門の人事責任者であるAさんからのご相談です。

 もう勘弁してくださいよ……。年明け早々から退職希望者が相次いで、てんやわんやです。1人目は、去年の春に入社したXさん。まぁ、あまりやる気も感じられなかったから、「はいはいそうですか」と承認したんです。

 そうしたらその翌日、もうじき丸3年になる若手のYさんが退職願いを持って来ました。新卒から育てて、ようやく成果を出せるようになったと思っていたら、「別の世界で自分を磨きたい」と、さっさと次の会社を決めたとのこと。まだまだこれからなのに……。

 そして極めつけは、5年前に中途採用で入社したZさん。1年くらいは低空飛行していたかと思ったら、その後ぐんぐん力を付け、今では部門でトップの成果を上げている。「さらに頑張ってほしい!」という期待を込めて、去年の冬の賞与では最高ランクの評価を付けていたんですよ。それなのに、「親が大病を患いまして、地元へ帰ることにしました」と!

 みんな、賞与をもらって、年末には素知らぬ顔で「来年もよろしくお願いします!」と挨拶しておきながら、急に退職希望だなんて……裏切られたような気分です。これから期末に向けて追い込みの時期だし、来期の人員計画もおおよそ固めていたのに、いったいどうしたものか……。