「自由」ですこやかに働くか、「他由」で悶々と働くか

ポチ川 お先真っ暗な昭和100年型企業で結果が出せない「こじらせたイヌ」……。それってなんだか、絶望的な話ではないですか?

ニャカ山T いえいえ、そんなことはないですよ、ポチ川さん。同じ組織の中で、「すこやかなイヌ」「すこやかなネコ」として働いている人だって、実はたくさんいます。

ポチ川 その「すこやかなネコ」が、ウチのような昭和100年型企業で営業トップを獲る、ミケ野だということなのですか?!

ニャカ山T そうかもしれません。

ポチ川 ミケ野が「すこやかなネコ」……。では、どうすれば昭和100年型企業で「こじらせたイヌ」は“すこやか”になれるのでしょうか!?

ニャカ山T 自由に働くことですね。「自由」の意味は、おわかりですか?

ポチ川 それこそ“わがまま放題好き勝手”ではないのですか?

ニャカ山T 違います。ニャンザップでは、自由を「自らに由(よ)る」、すなわち「自分に理由がある」ことと定義しています。「やりたいと思える」とか「やる意味があると感じる」というのが「自由」です。

 対義語は「他由(たゆう)」になります。造語ですね。他人から言われたからやっているという「他人に理由がある」状態です。

ポチ川 でも、組織に属していると、ほぼすべての仕事は上司から「これやって」と言われて始まりますよね。ということは、仕事はすべて「他由」ではないですか!?

『組織で自分らしく成果を上げる25のトレーニング』書影組織で自分らしく成果を上げる25のトレーニング』(仲山進也、ワン・パブリッシング)

ニャカ山T そう思いますよね。ただ、上司から言われたあとに自分でいろいろ解釈してみて、「こう考えれば自分でもやりたいと思えるな」とか、「自分でやる意味があると思えるな」と思い至ることができれば、それは「他由」スタートの仕事を「自由」に転換できた、と言ってよいのです。

ポチ川 うーん、なんだかまだしっくりこない……。もし僕が「こじらせたイヌ」だったとして、「すこやかなイヌ」になったら価値観の合わない「ネコ」の後輩とも気持ちよく働けるようになるのでしょうか?

ニャカ山T そのとおりです。“こじらせ”が“すこやか”な状態になるとは、言い方を変えれば本来の自分に戻るということ。それを実現するのが「ネコトレ」です。

ポチ川 イヌなのに、ネコトレ……? それで本当に効果あるのかな?

ニャカ山T ふふふ。今日はこの辺にしておきましょう。またのお越しをお待ちしていますよ。

今回のネコトレ:「すこやかなイヌとネコ=本来の自分」を取り戻して、ゴキゲンに働こう
・「組織のイヌ」以外に「組織のネコ」という道がある
・「こじらせたイヌ」と「こじらせたネコ」は仕事に問題を抱えやすい
・「他由」ではなく「自由」に働くと、すこやかになれる