「組織のイヌ」と「組織のネコ」
ニャカ山トレーナー ニャンザップへようこそ。私は専属トレーナーのニャカ山です。
ポチ川 友人から紹介されて来ました。犬山電機、営業二課副主任のポチ川アキ男です。
ニャカ山T ネコ山さんからお話は聞いています。そろそろお見えになると思っていました。なるほど、ずいぶんお疲れのようですね。
ポチ川 (ネコ山からどんな話が伝わっているんだろう……。ちょっと怪しげだけど、悪い人ではなさそうだ)
実は……近ごろちょっと目障りなヤツがいるんです。職場の後輩なのですが、いつも一人で勝手に外回りへ出かけて、朝礼や夕礼にも出ない。そんな不マジメなのに、営業成績トップを獲りました。しかも、上司もアイツには甘いんです。だからマジメにやっている自分がバカバカしくなってきて……。
ニャカ山T ああ、その方はきっと「組織のネコ」ですね。
ポチ川 組織のネコ……?! 何ですかそれは?
ニャカ山T 組織で働く人には、2つのタイプがあります。1つは「組織のイヌ」。社命を第一に考え、組織に忠実な働き方をします。上司から評価されることを重視し、失敗を避けようとしがちです。会社のためであれば、自分を犠牲にしてでも指示命令に従おうとします。
ポチ川 それは会社に属している人間として、当然のことなのでは……?
ニャカ山T もう1つのタイプが「組織のネコ」です。価値を第一に考え、自分に忠実な働き方をします。顧客から評価されることを重視し、失敗を怖がりません。顧客のためであれば、会社の指示命令をスルーしてでもやろうとします。
ポチ川 それはまさにミケ野! あ、その後輩の名前です。アイツは上司にもまったく忖度しないのです! でもそんな彼が評価されるってことは……つまりあなたは「組織のイヌ」よりも「組織のネコ」のほうが優秀だとおっしゃりたいのですか?!
ニャカ山T まあ落ち着いてください。そういうことではないのです。「イヌがダメで、ネコがよい」のではありません。よいのは「すこやかなイヌ」と「すこやかなネコ」で、ダメなのは「こじらせたイヌ」と「こじらせたネコ」です。
ポチ川 「こじらせたイヌ」と「こじらせたネコ」? どういうことですか?!







