この考え方はあらゆる仕事に応用できます。「これを上司にどう報告しようか」と考えながら業務を進めていれば、説得力が弱かったり詰めが甘かったりする部分が自然とわかってくるものです。
複雑なニュースは
因数分解で共通項を見つける
「わかりやすい説明」を突き詰めて考えていたところ、「もしかして、因数分解では?」と思い至りました。
複雑・難解なニュースを解説する際、
1.共通するものを見つけ出し、外に出す
2.残ったものをカッコでくくる
こうやって整理することで、すっきりとわかりやすくなるのです。
たとえば、「未婚化」や「地方の過疎化」、「社会保障費の増大」、「外国人労働者の受け入れ」といったトピックスは「少子高齢化」という共通項を立て、カッコでくくって説明することもできるでしょう。まさに因数分解ですよね。
こうした思考法は、こんがらがった事象を整理し、核心に迫るうえでも役立ちます。
原稿ができあがったら
第三者にアドバイスをもらう
大御所の作家でも、1人でじっと原稿と向き合っていると独善的になりがちです。
『池上彰が話す前に考えていること』(池上 彰、新潮社)
そこで欠かせないのが「編集」の客観的な視点。ビジネスパーソンが文章を書く場合にも、こうした第三者の目は大いに参考になります。
職業としての編集者は、一般的に雑誌や本の企画を考え、作家やライターと打ち合わせをしたり、上がってきた原稿をチェックしてもっとよくなるようにアドバイスしたりします。編集には、「届ける相手はどういう人たちで、何を、どんな形で読みたいだろうか」という視点から重要な部分を拾い、それ以外を削ぎ落とす判断力が求められるわけです。
大事なビジネス文書は、ぜひ信頼できる上司や先輩に目を通してもらいましょう。
「編集」的な視点から、思いもよらないアドバイスを受けられるかもしれませんよ。







