花粉の挟み撃ちに遭う!
絶対に油断してはいけない日は?
花粉が多く飛ぶ条件としては、「風が強い日」や「暖かい日」が挙げられる。「雨の日」は一時的に飛散量が減るが、油断してはいけない。怖いのは「雨上がり」だ。
雨で地面に落ちた大量の花粉が、乾燥した後に風で舞い上がり、一気に再飛散する。つまり、雨上がりは「空からの新しい花粉」と「地面からの舞い戻り花粉」の挟み撃ちに遭う。
特に都市部は土の地面が少なく花粉が吸収されないため、この再飛散の影響をモロに受ける。花粉症の人は、雨上がりの翌日こそ入念な対策が必要だ。
スギ花粉症の人の「7割」は
ヒノキ花粉にも反応
スギ花粉のピークは3月いっぱいで、4月下旬になれば落ち着いてくる。しかし、マスクを外すのはまだ早い。3月から4月にかけて「ヒノキ花粉」がピークを迎えるからだ。
スギとヒノキの花粉は構造が似ているため、スギ花粉症患者の約7割はヒノキ花粉にも反応すると言われている。ゴールデンウィークごろまで長期戦が続くのは、そのためだ。
猛暑だけじゃない!温暖化は
花粉も容赦なく増やす
近年、温暖化によって夏の猛暑が深刻化し、ゲリラ豪雨も増えている。花粉に対してはどんな影響があるのか。
東京都の予測によると、26年の都内の飛散量は昨春の約1.4倍もの大量飛散が見込まれている。過去10年で3番目に多かった24年並みだ。
植物にとって夏の暑さやCO2濃度の増加は、基本的に成長を促す要因になる。つまり、温暖化が進むほどスギ雄花はよく育ち、花粉の量は増え、飛散シーズンも長引く傾向にあるのだ。
花粉の飛散量が増え、飛ぶ期間が長くなれば、当然ながら花粉症になる人も増える。この因果関係は、データにもはっきりと表れている。
環境省の調査によると、花粉症の人の割合(有病率)は、1998年には19.6%だった。それが2008年には29.8%、19年には42.5%と、約10年ごとに約10%ずつ増加しているのだ。
今や国民の2人に1人に迫る勢いの花粉症。今年もマスクやメガネなどで対策に努めよう。








