出世が止まる人に共通する
「おじさん化」とは?
もう一つ、40代で失速する人に共通する特徴があります。それは、年齢ではなく行動パターンとしての「おじさん化」です。年齢の話ではありません。若くても「おじさんな人」はいます。
その特徴は「自分が正しいと決め打ちし、自分の解釈が間違っている可能性を考えない態度」です。例えば次のようなものです。
○過去の成功体験への固執
30代までの勝ちパターンを絶対視し、新しい環境や若手の提案を「それは違う」と反射的に否定する。
○上向きリーダーシップの欠如
現場の不満を吸い上げることはしても、上の意思決定を助け、組織全体を動かすための「組織力学の理解」を軽んじる。
○「想定外」を振りまく
上司にとっての最大の恐怖は「把握していないリスク」です。報連相を怠り、上司に余計な冷や汗をかかせる人は、どんなに実力があっても「推したい存在」にはなれません。
40代で止まるのは、能力が枯れるからではありません。「上に通る作法」を軽んじたツケが回っているだけなのです。
トントン拍子で階段を上り続ける人が実践する
「出世の作法」とは?
一方で、40代以降も階段を上り続ける「トントン拍子」の人たちは、何が違うのでしょうか。彼らはマネジャーとしてのスキルを、単なる「実務能力」から「伝達と信頼の技術」へと昇華させています。
○報連相を「上向きのリーダーシップ」に変える
彼らにとって、報連相は義務ではなく、上司を動かし、チャンスを掴むための「仕事の基本」です。いわゆる「上向きのリーダーシップ」(上司を動かす力)なのです。
○認知負荷を下げる
上司がそのまま会議で使えるよう、成果を「数字・事実・比較」を用いて可視化します。週次で「結論→数字→理由→次の一手」を短くパッケージ化して届けるなど、上司の時間を奪わない工夫を徹底しています。
○想定外を潰す
上司が見ている景色を先回りして把握し、悪い情報ほど早く、節目ごとに短く報告します。これが積み重なることで、「彼/彼女に任せておけば安心だ」という絶対的な信頼(推薦の根拠)が生まれます。







