Photo by T.H.
30年ぶりの再会と抱擁
「縁」が巡り、歴史がつながる
北大路 長く続けていると、一度離れた縁がまた巡ってくることもあります。
今作では、藤岡弘、さんがゲストで出演してくださいました。藤岡さんとは、30年ほど前に「徳川剣豪伝 それからの武蔵」というドラマで、私が宮本武蔵役、彼が柳生十兵衛役を演じて、立ち回りをしたことがあります。あの時の迫力は凄まじかった。
実は、ご息子の藤岡真威人さんと前作で共演していまして、たまたまお父さん(弘、さん)が撮影所の近くにいらしていて、セットを訪ねてきてくださいました。
30年ぶりの再会なので、「元気でしたか?」と言って、思わず抱き合いました。お互いにこの年まで生きて、現役で仕事をして、こうしてまた会える。これほど幸せなことはないと思いましたね。
そうしたら今度は、お父さんが作品に出てくださることになり、親子二代で参加してくださるなんて、本当に不思議な「ご縁」です。真威人さんを見ていると、やはりお父さんの背中をしっかりと追いかけているんだなと感心しますし、そうやって歴史がつながっていく瞬間に立ち会えるのは、長く続けてきたからこその喜びでした。
中学・高校、大学時代の同級生と
毎年同窓会を開いている
――忙しさにかまけて古い友人とは疎遠になりがちです。北大路さんは、学生時代のご友人とは今でも交流があるのでしょうか。
北大路 ありますよ。早稲田大学時代の同級生と、毎年同窓会を開いています。早稲田大学で私の出演作に関する展示会をしていただいた時は、「お前が案内しろ」なんて言われたりします(笑)。
中学・高校時代の同級生とも、毎年同窓会をやっていて、私はどんなに忙しくても、仕事の合間を縫って、最後の写真撮影の時間だけでも顔を出すようにしています。出演作のチラシを配ったりしてね。







