親は自分の本を読むでもいいし、仕事の調べものをするでもいい。

「今日もいっしょに静かな時間を過ごそうね」と、温かい空気の中で机に向かう。それだけで、子どもは安心して集中できます。

子どもが自分から勉強するようになる3つのポイント

 この「並んで学ぶ時間」を心地よくするために、3つのポイントがあります。

(1)求められていないのに教えない

 つい、子どもの勉強に対して口が出てしまうけれど、「教える」は「考えるチャンスを奪う」になってしまうことも。子どもが「どうしようかな」と考える時間こそが、学びの芽なんです。

(2)間違いをすぐ直さない

 間違えることは恥ずかしいことではなく、思考の記録。むしろ「ここまで考えたのね」と認めてあげるほうが、次のステップにつながります。

(3)楽しい空気をまとって横にいる

 親がイライラしていると、子どもは「勉強=ピリピリ」と記憶してしまいます。逆に、親が楽しそうに本を読んだり、調べものをしたりしていると、「勉強=リラックスできる時間」とインプットされるんです。

「いっしょに机に向かう」は、「ぬくもり」です。そのぬくもりの中で、「自分でやってみようかな」という気持ちが芽生える。それが、やがて「一人でできる力」につながります。

 共働き家庭でも大丈夫。

 10分でもいいから、親子で「静かに並んで学ぶ時間」を持つこと。そのたった10分が、子どもの学びの原点になります。

親が子どもの勉強を見るとき、注意すべきこと

 ときには親が子どもに勉強を教えることもあると思います。実は、これがとても難しいんです。

 親子は、感情の距離が近い分だけ、つい「熱量」が入りすぎてしまう。「ここまで説明したのに、なんでわからないの!?」というモヤモヤ、よくわかります。

 でもね、勉強を見るときの鉄則は、「教えすぎない・話しすぎない・笑顔で撤退する勇気を持つ」です。

 子どもが理解できていないと感じたら、つい解説モードに入ってしまいますよね。