「職場でえげつない結果を出す人」が考えている、たった1つのこととは何か。
次々と新たなビジネスを仕掛ける稀代の起業家、佐藤航陽氏。「これからどう生きるか?」を徹底的に考察した超・期待作『ゆるストイック』を上梓した。これからの生き方として重要なキーワードは、「ストイック」と「ゆるさ」。令和のヒーローたち(大谷翔平、井上尚弥、藤井聡太…)は、なぜストイックに自分に向き合い続けるのか。『ゆるストイック』では、「どのように日常を過ごしていくべきか」を言語化し、誰でもできるプロセスとしてみなさんに共有する。(構成/ダイヤモンド社・種岡 健)
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職場でえげつない結果を出す人
職場で突き抜けた結果を出す人がいます。
特別な才能があるように見えるかもしれません。
しかし観察してみると、彼らがやっていることは意外とシンプルです。
それは、「仕事をゲームにしている」ということです。
『ゆるストイック』という本では、日常にストイックさを取り入れる方法として、次のように述べられています。
――『ゆるストイック』より
ここでのポイントは、「気合い」ではなく「設計」です。
えげつない結果を出す人は、根性で走り続けているわけではありません。
続けられる仕組みを、自分で作っているのです。
なぜゲーム化が効くのか
『ゆるストイック』は、その理由を脳科学的に説明しています。
この性質は、かつて不確実な自然環境で暮らしていた人類の生存戦略の名残と考えられています。
「次にどんな反応があるかわからない」という状況が、人間の興味や集中力を刺激し、行動を継続させやすくしているのです。
面白いことに、カジノやギャンブルを開発してきた人々の検証から、20~30%の確率で自分の望んだ結果が返ってくるときに、人は最も没頭しやすいことがわかっています。
つまり、10回やったら2~3回ぐらい当たるゲームに人間はハマりやすいのです。だったら、その力を日常生活や仕事にも活かしてみましょう。
――『ゆるストイック』より
つまり、人は「必ずうまくいく」よりも、「たまにうまくいく」ほうがハマるのです。
営業のアポイント、SNSの投稿、企画提案。
10回やって2~3回当たる。この確率は、実はちょうどいい。
えげつない成果を出す人は、この確率を理解しています。
結果を出す人の思考
彼らが考えていることは、たった一つです。
「これは、どんなゲームか?」
失敗は「外れ」。
成功は「当たり」。
挑戦回数は「プレイ回数」。
こう置き換えた瞬間、感情のダメージは減り、行動回数は増えます。
そして、行動回数が増えれば、統計的に成果は積み上がります。
重要なのは、勝率ではなく、プレイ回数です。
ゆるく、しかし戦略的に
『ゆるストイック』が示すのは、「楽しむ設計」を持てというメッセージです。
自分を追い込むのではなく、自分をハマらせる。
職場でえげつない結果を出す人は、努力を努力と感じにくい環境を自分で作っています。
だから、続く。
続くから、積み上がる。
積み上がるから、突き抜ける。
仕事をゲームにする。
それが、圧倒的な差を生む、たった一つの思考です。
株式会社スペースデータ 代表取締役社長
1986年、福島県生まれ。早稲田大学在学中の2007年にIT企業を設立し、代表取締役に就任。ビッグデータ解析やオンライン決済の事業を立ち上げ、世界8ヵ国に展開する。2015年に20代で東証マザーズに上場。その後、2017年に宇宙開発を目的に株式会社スペースデータを創業。コロナ禍前にSNSから姿を消し、仮想現実と宇宙開発の専門家になる。今は、宇宙ステーションやロボット開発に携わり、JAXAや国連と協働している。米経済誌「Forbes」の30歳未満のアジアを代表する30人(Forbes 30 Under 30 Asia)に選出される。最新刊『ゆるストイック』(ダイヤモンド社)は9.5万部を突破した。
また、新しくYouTubeチャンネル「佐藤航陽の宇宙会議」https://youtube.com/@ka2aki86をスタートさせた。








