そうすることで何が得られるかを、具体的にイメージできるようにする必要があります。
そこで非常に有効なのが、「それがもたらしてくれる具体的なメリットを複数書き出す」という方法です。
大切なのは、最低でも4つ以上のメリットを挙げること。できるだけ数値化すると解像度が上がり、期待がリアルになります。
たとえば、資格を取りたい場合は、
・転職の選択肢が5社増える
・専門知識が身につき、同僚から頼られる
・月収が3万円上がる
・自信がついて堂々と発言できる
・将来の独立への第一歩になる
といった具合に複数のメリットを書き出すことで、脳は未来を具体的にイメージし、「やる価値がある」と認知し、期待値が上がってドーパミンを分泌します。
逆に、1つ2つしかメリットが思い浮かばないと、脳が「大変なわりにメリットが少ないし、やめておこう」と判断するため、ドーパミンが出ず、やる気が起きません。
メリットを書き出すことは単なる目標管理のテクニックではなく、期待値を高めて内発的動機を生み出す脳科学的スイッチなのです。
自分に合った
「期待の持ち方」を見極める
ここで気をつけなければならないのは、「どんなメリットを期待するとやる気が起きるか」は人によって違うという点です。
「どんなメリットがあるか」を考えるとき、私たちはついゴールばかりを思い浮かべがちです。
しかし、人は、未来のゴールを思い描いた瞬間にワクワクする「ゴール型」と、日々の小さな進歩からしか期待を感じられない「プロセス型」に大きく分かれます。
・ゴール型
「目標があるから頑張れる」という人。
ゴールを明確に設定した瞬間にドーパミンが出るが、ゴールが曖昧だとやる気が起きない。
・プロセス型
「小さな進歩を感じるから続けられる」という人。
「目の前の一歩」に意味を見出すことでドーパミンが出るが、大きなゴールだけを提示されても、ピンと来ないためやる気が起きない。







