不機嫌な表情の女性写真はイメージです Photo:PIXTA

「なぜか頼りなく見える人」は、無意識のうちに使う「残念な日本語」によって印象を悪くしているのかもしれません。私たちは第一印象や評価が「能力」で決まると思いがちですが、実は会話中の「ちょっとした口癖」があなたの信用を大きく損ねています。普通の人がうっかり使ってしまう言葉の落とし穴。頭のいい人がこっそり避けている、評価を下げる「5つのNGフレーズ」とは?(文/心理学者・立正大学客員教授 内藤誼人)

頭のいい人は話す前に
話した後の印象がわかる

 私たちの評判や第一印象は、能力や実績だけで決まるものではありません。

 会って数分、いや一言目や二言目のやり取りだけで、「感じがいい人」「信用できそうな人」「一緒に仕事がしやすそうな人」といった評価が立ち上がってしまうことがあります。

 その差を生むのが、話の内容そのもの以上に、普段の会話で無意識に選んでいる“言い方”です。

 頭のいい人ほど、話す前に「この言い方をしたら、相手はどう受け取るか」を先回りして考えています。

 何を言うかだけでなく、どう言うかによって、相手の安心感も、こちらへの信頼も変わることを知っているからです。

 逆に言えば、同じ内容でも言い方ひとつで「頼りない」「自信がなさそう」「雑な人だ」と見られてしまうことがあります。厄介なのは、その言い方が内容の正しさとは関係なく、印象だけを先に悪くしてしまう点です。

 コミュニケーションの表面的な部分で判断されることに嫌悪感を感じる方も少なくないと思います。確かに、ビジネスマナーなどは所詮(しょせん)、表面的に他人を判断するものにすぎません。しかし、知っているだけでビジネスを円滑に進められるのであれば、取り入れてみるのが合理的ではないでしょうか。

 そこでこの記事では、「うざい」「きもい」「クズ」といった誰もが明らかに避けるべき露骨な暴言ではなく、むしろ“頭の悪い人ほど無自覚に使ってしまう”言い方に絞って、「絶対に使ってはいけない5つのNGフレーズ」を紹介します。