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男性の育児休業取得率は、2024年度に40.5%(厚生労働省)と過去最高を更新した。かつては「男性が育休を取るなんて考えられない」と言われたが、いまや取得すること自体は珍しくない時代になりつつある。しかし、実際に長期間の育休を取った家庭では、どんな生活が待っているのか。制度は整ってきたと言われる一方で、給付金の入金が数カ月遅れるなど、思わぬ壁に直面するケースもある。30歳で発達障害が判明した筆者は、38歳で出産した。近くに頼れる親はおらず、夫が1年間の育休を取得して子育てをすることになった。男性育休が広がる「令和の子育て」は、実際にはどのようなものなのか、リアルな体験を紹介したい。(フリーライター 姫野 桂)
男性育休取得率40.5%時代 夫が1年育休を取った我が家の事情
昨年夏に出産し、夫が1年間の育休を取得中の我が家。
2022年には改正育児・介護休業法が施行され、男性も取得しやすい「産後パパ育休」などの制度が導入された。昨年はさらに法改正が行われ、現在、育児休業を取得した労働者には、雇用保険から「育児休業給付金」が支給される。税金や社会保険料が免除されるため、手取りではおおむね8割程度になるといわれている。
2015年の男性育休取得率は2.6%だったのが、2024年は40.5%にまで上昇した(厚労省2024年度調査)。この数字からも分かるとおり、子育て事情は激変している。
夫が育休を取ったのは、両親共にサポートがないことが一番の理由だ。私の両親は九州に住んでいる上に高齢。義母は持病があるし、義父はすでに亡くなっていて、サポートを頼める人が夫以外にいない。
私の周りでも、両親が遠方のため親のサポートなしで育児をしている人は多く、核家族化を感じている。







