「親のサポートなし」だと産後はどうなる?ワンオペ育児のリアル
夫が育休を取ったもう一つの理由は、夫の職場では男性育休を取る人が多いことだ。偶然だが、夫が育休に入ったと同時に、同僚男性が育休から復帰するという流れになっており、男性が育休を取ったとしても奇異な目で見られることはない雰囲気だった。
妊娠当初、夫が育休を取得することを70代の両親と義母に伝えたところ、たいそう驚いていた。義母は未だに「そんなに休んでお金は大丈夫なの?」と心配してくる。この年代の人からすると、仕事を休んでいるのに国から給付金が出ること自体が信じられないようだ。
もし、職場で男性育休を取得したいと願い出た社員がいた場合、「男が取得してどうするの?」とか「夫婦揃って育休を取る必要があるの?」などと言うとハラスメントと受け取られてしまう。
親のサポートがある家庭は、妻だけ育休を取ればどうにかなるのだろうが、核家族化が進んだ現在はかなり厳しい。
まず、出産後5日~8日ほどで退院したとしても、会陰の傷や帝王切開の傷が痛んだり、出産で開いた骨盤がぐらついてうまく歩けなかったり、母乳は血液からできているため授乳するだけで体力を奪われたりして、体を思うように動かせない。加えて昼夜関係なく2~3時間おきに授乳しなければならないので、細切れ睡眠でフラフラになる。
ネットスーパー、ミールキット…ワンオペ育児で増える「見えないコスト」
赤ちゃんからは24時間目を離せない。さらに生後1カ月は、免疫力の関係で赤ちゃんを人混みに連れ出さないよう産院から言われる。そのため、赤ちゃんを連れたまま買い物に出かけられないし、掃除機をかけたり長時間キッチンに立って料理や洗い物をしたりという体を動かす家事もしづらい。昔ならこのあたりを親がサポートしてくれたのだろうが、親がサポートできないとなると、夫がやるしかない。
もちろん、ワンオペで頑張っているお母さんたちもいる。夫が育休を取得しなかった・取得できなかった友人たちに産後どうしていたのか聞いたところ、「買い物はネットスーパーや生協のお届けを使っていた」「夫が料理できないのでミールキットを使っていた」とのことだった。
ネットスーパーやミールキットは少々高めだ。お金を払って便利な家事グッズやシステムを導入すればなんとかなることは多いが、それでも家事代行を使わない限り家のことを産前と同じ状態に保つことは難しい。(住んでいる市区町村によっては、産後の食事作りや掃除を格安で請け負ってくれるサービスもある)







