OGには女優の久我美子や
元TBSアナの小島慶子も

 女優になった卒業生では、俳優座を結成し看板女優として大正から昭和にかけて活躍した東山千栄子がいた。

 女優の久我美子は、10世紀から続く公家の名門・久我家の末裔(まつえい)だ。女子学習院在学中に第1期東宝ニューフェイスに合格、1947年に学習院を中退し、『四つの恋の物語』で映画デビューした。1950年の映画『また逢う日まで』では、当時の日本映画ではタブーだった接吻(せっぷん、キス)のシーンを窓ガラスごしのクローズアップで演じた。2024年6月に死去した。

 舞台女優で歯科医師、エッセイストの一青妙(ひとと・たえ)は、学習院高等科を経て昭和大歯学部卒だ。台湾出身の父と日本人の母(石川県鳥屋町一青地区出身)との間で生まれた。歌手の一青窈(ひとと・よう、森村学園高等部―慶応大環境情報学部卒)は、実妹だ。

 女優の岩井友見、仁科亜季子、仁科幸子は3姉妹で、3人とも学習院女子高等科のOGだ。

 芸能人ではさらに、昭和期に多くの映画に出演した松井康子、とよた真帆、声優、歌手の井上麻里奈、女優でヨガインストラクターの桑野東萌らがOGだ。

 音楽では、ピアニストの徳江陽子と倉沢華、ハーピストの松岡みやび、シンガー・ソングライターの秦万里子と鈴木結女らがいる。

 出雲蓉は地唄舞の演者だ。神崎流の流れをくむ出雲流を興した。1998年度に、芸術選奨文部大臣賞(大衆芸能部門)を受賞した。

 千容子(まさこ)は元皇族で、茶道裏千家第16代家元である千宗室(京都市・国立京都教育大附属高校卒)の夫人だ。自身も、国際茶道文化協会会長などに就いている。

 日本画の伊藤深游木、料理研究家では大森由紀子がいる。

 元TBSアナウンサーの小島慶子は、タレント、ラジオパーソナリティーとして活躍している。

 スポーツでは、元テニス選手でスポーツキャスターの佐藤直子がいる。女性として初の日本プロテニス協会理事長を務めた。

 増島みどりは、スポーツジャーナリストだ。学習院大法学部卒で、日刊スポーツの記者だったが、1997年に退職しフリーのライターになった。(敬称略)

(フリージャーナリスト 猪熊建夫)