エッセイストの安藤和津と
娘の安藤桃子・サクラ

 学者では、永井和子が国文学者で学習院女子大学長をした。源氏物語、伊勢物語の研究で知られた。2025年3月に死去した。

 民俗学の吉野裕子、国文学の岩佐美代子、教育学の関啓子もOGだ。

 学習院大教授の白田由香利は、データ工学とその基礎となる数理科学の教育に大きく貢献した。学習院大理学部物理学科修士―東大理学部情報学科大学院博士課程修了で、理学博士号を取得している。

 国学院大文学部教授の藤澤紫は、美術史学者で浮世絵の研究者だ。

 文芸では、森村桂がいた。1966年に刊行した『天国にいちばん近い島』が200万部を超えるベストセラーになった。これを原作とするNHKの連続テレビ小説が、『あしたこそ』というタイトルで、68年に放送された。その後の1970~80年代に森村は人気作家となった。

 相良敦子は脚本家だ。2009年度後期放送のNHK連続テレビ小説『ウェルかめ』で脚本を手がけた。

 高等科2年生の本間まどかは、2025年8月に行われた俳句甲子園(全国高校俳句選手権大会)で、最優秀句に選ばれた。「天に地に鶺鴒の尾の触れずあり」だ。

 エッセイストの安藤和津(かづ)は、タレント活動もしている。初等科から高等科まで学習院で、上智大文学部中退だ。夫の俳優・奥田瑛二(名古屋市・私立東邦学園高校卒)との間でできた2人の娘も学習院に通った。

 長女の安藤桃子は映画監督、エッセイストで、初等科から学習院。高等科時代から英国に留学し、ロンドン大芸術学部―ニューヨーク大と進み、映画作りを学んだ。

 その妹の女優安藤サクラは、中・高等科から学習院女子大に進み卒業した。2018年には、主演した映画『万引き家族』が第71回カンヌ国際映画祭にてコンペティション部門で最高賞のパルムドールを受賞し、高い評価を得た。26年に放送されているNHKの大河ドラマ『豊臣兄弟』では、「語り」を務めている。

 演出家では新国立劇場演劇部門の芸術監督などを務めた宮田慶子、作家の三島由紀夫(旧制学習院中等科卒)の長女・平岡紀子がいる。紀子は三島没後20年に、三島の戯曲『葵上』『弱法師』の演出を手がけた。

 瀬戸山美咲は劇作家、演出家で、演劇ユニット「ミナモザ」を主宰している。

 犬養(いぬかい)道子は環境活動家、小説家だった。首相を務めた犬養毅の孫にあたる。

 マナーやエチケットの評論家・酒井美意子が旧制時代のOGだ。加賀前田家16代当主で侯爵・前田利為の長女だ。ハクビ総合学院学長、百合姿きもの学院兼京都きもの学院学長などを歴任した。