40代以降の転職で必要不可欠な
「ポータブルスキル」とは

定年前後のお金本記事の著者、佐藤敦規さんが監修を務めた『定年前後のお金と手続きがこれ1冊でしっかりわかる教科書』(技術評論社)

 では、平社員であれば転職が成功するかというとそこまでは甘くありません。

 人手不足とはいえ、中年以降の事務職での転職は、依然として厳しいのが実態です。直属上司への対応力などのような企業内だけで通用する能力ではなく、会社が変わっても通用する「ポータブルスキル」を持っているかが鍵となります。

 営業職であれば新規の顧客を開拓し、ゼロから売り上げを作れる能力です。総務や人事などのバックオフィスの業務を行っている人は、実務と関連がある一定難度以上の資格も武器になります。簿記2級や宅建などの資格が該当するでしょう。

 AIの浸透により、こうした資格は不要という意見もありますが、AIが実務で使われれば使われるほど、その内容が合っているかどうかを判断するため、経理や法律の体系的な知識がある人は重宝されるように思われます。