植物のプロたちと接する様子は
台本なし(?)でリアル感満載
副島は植物をこよなく愛しているが、枯らしてしまいそうになって慌てる様子などを見ると、まだ育成にそこまで詳しいわけではないようにも見える。そんな副島が、実際の店舗を訪れ、本物のプロから指南を受ける。店主たちのセリフはおそらく台本ではなく、一ノ瀬演じる副島からの質問にそのまま答えている。
ドラマパートと、実際の店舗への「取材」がミックスされた不思議な構成なのである。
それぞれの店の店主たちが、副島に特に愛想よく対応するわけではなく、淡々と説明する様子がいかにも「この道のプロ」という風を醸し出していて良い。食中植物にしろティランジアにしろ、ニッチなジャンルである。
ニッチだからこそコアな愛好家が存在する。そんな愛好家たちと日々出会っているであろう店主たちもまた、ただものではない雰囲気があり、一ノ瀬が口にする「変態ですねえ〜」も違和感なく響く。
さまざまな植物が並ぶ店内は壮観で絵になる。植物用ライトが光る中で副島と店主が会話を交わす様子はドキュメンタリーのようでもある。
副島は植物を偏愛しているが、ドラマの中では副島が植物に関する知識を披露するのではない。その部分はプロが担っているし、ショートドラマなのでその説明もくどくなりすぎることがなく短く終わる。偏愛ドラマではあるのだが、それほど植物に興味がない人でもライトに楽しめるのはこのあたりに理由があるのだろう。
またInstagramで公式が公開しているショート動画(ドラマの中の一場面を切り抜いたもの)で特に好意的なコメントが多いのが、最終話に登場する花畑とのやり取りである。花畑を演じるのは芸人のひょうろくだ。
デリバリーで花畑の家を訪れた副島は、家の前に立派なビカクシダ(※)が置かれていたことから、「置き配」指定にもかかわらずインターホンを押す。







