◆ただ本を読むのは時間のムダ?「だいたいこんなノリ」で国語の点数が上がるワケ
高校にも塾にも通わず、完全独学で東大にほぼトップ合格!『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)は、中3で東大合格を宣言し、偏差値45から完全独学で大逆転を遂げた著者の“驚異の勉強法”を全公開。「国語力」を軸に全科目を伸ばし、読書や四コマ漫画、恋愛ゲームまで活用して、コスパ・タイパよく学力を高める超実践的な1冊をもとに解説する。
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本番環境に潜むタイムリミットの壁
小説でもゲームでも、長い時間をかけて対峙しているうちに、それぞれのユニークな世界観を理解できるようになります。
ところが、入試ではごく短時間で、ごく短い文章を読み、助走も準備もほとんどないまま、その世界観を把握することが求められます。
未知のルールを予測する「引き出し」作り
その対策が、できるだけタイプの異なる良質な物語に親しんでおくことなのです。
国民的人気ゲーム『ドラゴンクエスト(ドラクエ)をやっていれば、『モンスターハンター(モンハン)』シリーズ、『ファイナルファンタジー』シリーズといったほかのゲームを初めてプレーしたとしても、「だいたいこんな“ノリ”だろう」と、把握するための素地ができているので、それぞれの世界観を早めに理解できるようになります。
蓄積された感覚が導くスピーディーな攻略法
同じように、いろいろなタイプの物語を日頃から読んでいれば、受験会場で初めて読んだ文章でも、過去の読書体験に照らし合わせて、「これはあの“ノリ”に近いな」と早めに気づけるでしょうから、「仮説」も立てやすくなるのです。
【解説】「パターンの引き出し」を増やす意識的な読書
では、どのようにして、その「素地」や「引き出し」を効率よく増やしていけばよいのでしょうか? ただ漫然と活字を追うのではなく、「このお話は、あの物語の構造と似ているな」と共通点を探す意識を持つことが大切です。
たとえば「主人公が挫折から立ち直る成長ストーリー」や「異なる価値観を持つ世代間のすれ違い」など、物語の骨組み(パターン)を自分の中でいくつか分類してみましょう。
予測のアンテナが読解スピードを劇的に上げる
「あのノリに近い」という仮説が立てられると、先の展開や登場人物の感情の揺れ動きをある程度予測しながら読み進めることができます。
「おそらくこの後、主人公は壁にぶつかるだろう」といった予測のアンテナを張ることで、重要な描写をピンポイントで拾い上げることができ、結果的に読解スピードが劇的に向上するのです。
本番の焦りを消し去る最強の「お守り」
試験本番という極度の緊張状態において、「全く未知の世界に放り込まれた」と感じるか、「知っているパターンの応用だ」と冷静に思えるかの差は、メンタル面において決定的な違いを生み出します。
日頃から多様なジャンルの物語に触れ、自分の中に「世界観のストック」を蓄えておくことは、どんな初見の文章が出題されても動じないための、あなただけの最強の「お守り」となるはずです。
※本稿は、『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。









