うろこ雲、さば雲、いわし雲、ひつじ雲を見つけて目で追っていると、童心に返れて心が落ち着いてくるような気がしませんか。夏の空には、もくもくと湧き立つ入道雲を発見することもあります。しとしと泣いているような雨雲も、それはそれで風情があるものです。1日として同じ雲はなく、空はまさに日替わりの壮大な絵画と言えます。

 また、雲を見ていると、自分が大自然の一員であることを思い出します。脳内物質のセロトニンは、人と共感したときだけでなく、自然のリズムに体内のリズムが同調したときにも分泌されることがわかっています。このセロトニンを活性化させることで、ノルアドレナリンが引き起こす「イライラモード」は次第に鎮まっていきます。

 時には、大自然の偉大さや四季の移り変わりに触れ、自分も壮大な自然の一員であることを思い出してみてください。人間社会の諍いがちっぽけなことに感じられ、イライラしていることがバカらしくなってきます。

 電車の窓から大自然に溶け込むことで、脳疲労が解消され、通勤時間を心穏やかな時間へと変えることができるのです。

 日常生活でも、イライラしたときは「自然に触れる」ことを意識してみましょう。

月曜のスタートダッシュを決める
金曜夕方の仕事の終わらせ方

あるある2:休日明けの月曜は、仕事が手につかない

<アクションプラン>
金曜の夕方は、あえて未完了で帰る

「金曜日までに面倒な仕事を片づけると、清々しい気分で週末を迎えられる!」

 そう思っていませんでしょうか?

 しかし、脳内物質の観点から考えると、この行動こそが、休み明けの仕事がうまくいかない原因となりえます。

 金曜の達成感が、月曜の閉塞感につながるのです。

 仕事をやり終えると、脳ではドーパミンが分泌されます。目標を達成したときに幸福感や満足感を感じるのは、このドーパミンの働きによるものです。

 また、空腹の状態で食事をしたときに「美味しい」「心地よい」と感じるのも、ドーパミンの作用です。そして、満腹になってドーパミンが十分に分泌されると、脳は「これ以上はもう食べられない」と抑制を促します。