このようにドーパミンには、欲求がある程度満たされると、その後はその行動に抑制をかける仕組み(ネガティブ・フィードバック)があるのです。

 ネガティブ・フィードバックによって、脳は満足するとストップをかけます。つまり、金曜に仕事を完璧にやり遂げ、ドーパミンが十分に分泌されてしまうと、あなたの脳は働きにくくなってしまうのです。そのため、月曜の朝は、どの仕事から手をつけていいか迷ってしまい、仕事がなかなか軌道に乗らなくなってしまいます。

 これを防ぐためには、金曜の夕方は「中途半端なところで切り上げて、脳をあえて欲求不満の状態にしておく」のが、賢い方法だと言えます。

 さらに月曜の朝の仕事の能率を上げるために、金曜の帰宅前に、来週の「やることリスト」をメモしておくのもいいでしょう。

 これは、何も週末に限ったことではありません。毎日の仕事終わりに、「今日やり残したけど明日もやるべき仕事」のリストを書く習慣をつけることで、あなたの脳は常に「次への意欲」を保ち続けることができます。

 あえて少しだけ未完了を残すことで、翌朝のあなたの脳では自然とノルアドレナリンが働き、スムーズに仕事を始めることができるわけです。

混乱した脳内も
サウナで整える!?

あるある3:資料の内容が、頭の中で整理・整頓できない

<アクションプラン>
インプット後は、サウナで整う

 資料が山のように積み上がり、何から手をつけていいかわからない……。

 頭の中がごちゃごちゃで、うまく整理・整頓できない……。

 情報過多な現代を生きるビジネスパーソンに多い悩みだと思います。

 脳を整理・整頓させるには、一旦インプットを遮断することが大原則です。部屋の掃除と同じで、新しい物を次々と買い続ければ、いつまで経っても部屋は片づきません。

 すでに質も量も十分な情報を入手しているときは、一度「現場」を離れ、冷静に頭の中を整理・整頓する時間を設けましょう。

 そんなときに特におすすめしたいのが、サウナです。

 高温の熱波を浴び、ゆっくりと腹式呼吸してください。そして、キンと冷えた水風呂に入った後は、外気浴で心身を仕上げます。

 サウナの効果を、みなさんは「整う」と表現しますよね。

 じつは、この「整う」とは、単に心身がスッキリして自律神経が「整う」だけでなく、脳が「整う」ことも意味しているのです。