自分なりの補給戦略を持ち
“レジリエンス”を高める

 MPが枯渇すると、本来出せるはずのパフォーマンスを発揮できなくなるだけでなく、自分の寿命を削ることになってしまう(ゲームでもMPが切れたら体力を削って無理やり魔法を打つキャラがいるが、大抵危うい)。

 次のような兆候が出始めたら「MP切れ」を疑ったほうがいい。

・普段はわかるはずの内容を何回か読んだり、聞いたりしても頭に入ってこない(理解力の低下)

・単純なミスや簡単な資料の誤字脱字がやたら増える(ミスの増加)

・些細な指摘でも過剰に落ち込んだり、怒りが湧く(情緒が不安定)

・タスクを進めたいのに判断できず、結果的に時間ばかり浪費する(判断力の低下)

 MP切れのまま無理にエナジードリンクをあおいで走り続けると、いよいよ命のロウソクを摩耗させてしまう。命のロウソクを削るところまでいくと、少しの睡眠や休憩を取ってもなかなか回復しなくなる

 自分のMP切れの兆候に気づけたなら、食事をとるなり、お風呂に入るなり、寝るなりと、とにかくさっさと休むことだ。

「休むのは甘え」と言うのはストイックに見えるかもしれないが、僕はそれをプロフェッショナルだとは思わない。仕事が激務なコンサルティング業界であればなおさら、MPの自己管理は必須だ。

 コンサルティングワークにおいて困難に直面することは少なくない。だからこそ、逆境に直面してもなお立ち上がり、しなやかに対応する“レジリエンス(立ち直る力)”を高めることは大切だ。そのためには、自分に合った回復手段を見つけておくといい。

思考力の天敵・寝不足を避けるため
多忙でも7時間睡眠は確保する

 ここでは、僕自身の補給戦略をいくつか紹介しよう。

(1)ランチは必ず食べる
 コンサルの中には忙しいからと言ってランチ抜きで済ませる人もいるが、僕の場合お昼になると体内の糖分も減り、そのままだと午後から頭が回らなくなる。短時間でも栄養をとり、頭と身体をリフレッシュさせる。