写真:静岡県,家山,桜,SL家山の桜とSLさくら号 Photo:PIXTA

家山の桜トンネル(静岡県島田市)
ドライブも鉄道ファンも楽しめる

 続いて、静岡県島田市の大井川鐡道にある「家山の桜トンネル」を紹介しよう。

 富士山や数多くの温泉街がある静岡県は、実は外国人観光客誘致においては出遅れ気味で、観光客全体に占める外国人の割合はわずか3.5%(2024年)しかない。しかも中国人観光客の比率が高かったため、中国人の訪日自粛でさらに少なくなっている。

 そんな静岡県の桜の名所といえば、早咲きの河津桜が有名だ。しかし、筆者は県中部・島田市にある家山の桜トンネルを推したい。

 国道473号線の途中、約1kmにわたって道路の両脇に植えられた桜が満開になると、まるで桜のトンネルのようになる。春ならではの気持ちいいドライブができる場所だ。

 また、大井川鐵道の大和田駅~家山駅区間で、列車からもこの桜を眺めることができる。大井川鐵道は水蒸機関車(SL)や電気機関車(EL)などが行き交う観光鉄道として有名だ。桜の時期にはSLやELに、かつて東京と長崎を結んだ寝台特急「さくら」のヘッドマークが取り付けられる。

写真:大井川鐵道,電気機関車(EL),さくら大井川鐵道 臨時EL急行(家山~大和田) Photo:PIXTA
写真:大井川鐵道,水蒸機関車(SL),さくら大井川鉄道と沿線の風景 Photo:PIXTA

 他にも大井川鐵道では、ブルートレイン風塗装のELなどが鉄道ファンに人気だ。レトロな列車を見て乗って、昭和にタイムスリップしたような気分を味わうのもユニークだろう。