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お金持ちは、当然ながら税負担も重くなる。だからこそ彼らは税金の仕組みを深く理解し、手元に残すお金を最大化する工夫をこらしている。超富裕層の領収書を30年にわたって見続けてきた税理士が、会社員でも実践可能な税金対策を教える。※本稿は、富裕層専門税理士の森田貴子『億万長者になるお金の使い方 富裕層の領収書1000万枚見てきた税理士が教える』(SBクリエイティブ)の一部を抜粋・編集したものです。
雇われているだけでは
マネーリテラシーは育たない
会社員と富裕層との最も大きな違いはマインドの違いです。
私はよく「会社員脳」と言っているのですが、そのマインドのもとになっているのは、究極的に自分事かどうかという出発点です。
具体的には、会社員は自分の仕事だけに専念できる専門業で、会計・税務・ファイナンスなど、土台となるお金に関すること(源泉徴収と年末調整、税務申告や社会保険料の計算など)をすべて会社にアウトソースして生きています。
これは一見すると「ありがたい仕組み」に見えますが、裏を返せば、自分自身のお金の源泉や設計図を理解する機会が一度もないまま、何十年も働き続けるということでもあります。
一方、起業家はそうはいきません。利益が出れば税金が発生し、資金が足りなければ調達が必要になり、キャッシュが尽きれば事業は終わります。つまり、会計・税務・ファイナンスは生きる知恵として日常的に判断を迫られる領域です。
この差は、数字をどう読むか、何に投資するか、どこまでを「自分の責任」として捉えているかという、マインドセットの差になります。







