頼まれたことをしたりして、期待に応えてきたのに、私が幸せじゃないというのは、筋が通りません。だからこそ、自分は何が一番疲れるのかな、何が一番気持ちを重くするんだろうと、「何」かを見つけてみる。そこにはあなたがこれから楽しく生きていくためのヒントがあります。
もし、本当は嫌なのに引き受けてしまったかもしれない、と思ったら、自分を守るために、次は断ってみるということにチャレンジしてみませんか。
そして、断った後、自分は気持ちが軽くなるのか、かえって重くなるのか、自分で自分を確かめてみる。どちらが自分にとって良いかは自分にしかわからないから。理屈なんて関係ない。自分のことは自分で考えて決めていい。自分にとってメリットかデメリットかは誰にも決められないし、決めてほしくない。自分だけのものだから。
他人の期待に応えるより
自分で自分を大切にする
あなたは、人の期待に応えないなんて良くないことと思っていませんか。他の人より自分の気持ちを大切にすることは良くないことだと思っていませんか。
人のために何かをすることは美徳のように言われます。でも「美徳だからやる」のではなく、自分が本心からそうしたかったらそうしてもOK。「人の期待に応えること」がその人にとっては自分を大切にすることですから。
知っておいてほしいことは、「自分を大切にできない人は誰のことも大切にはできない」ということです。
今のあなたを考えてみてください。周りの人を大切にできているでしょうか。
家族はあなたに大切にされていると思っていますか?
友達はあなたに大切にされていると思っていますか?
これまであなたは周りの期待に応えて周りの人を大切にしてきました。でも、人とのかかわりに疲れてしまうと、人と一緒にいることや、生きていくこと、普通に生活することもできなくなってしまいます。あなたは周りの人の期待にも応えられなくなってしまいます。
では、なぜ応えられなくなったのでしょうか。あなたが疲れてしまったからです。ですから、あなたは自分が疲れないようにしていくことが必要です。
『人とかかわるのがずっとつらかったあなたへ 愛着障害という心の傷を癒やすために』(帆足暁子、草思社)
「自分がしたいことだったのか」
そうやって自分にとって良いことを自分自身に聞きながら自分で決めていくことができたら、きっとあなたは疲れない。自分を大切にできているからです。
あなたはつらくて自分を消してしまいたいとすら思っているかもしれません。自分で自分を否定することほど、自分を大切にできていないことはありません。だからこそ、あなたは、まず「自分を大切にする」ことからやり直す必要があります。
あなたを幸せにしない「何か」はわかってきたかもしれません。つまり、人とのかかわりにおいては、周りの思いを大切にすることと自分を大切にすることとのバランスがとても大切なのです。







