孤独がつらいにもかかわらず
人付き合いが苦手ならどうする?

 でも、癒やされたいと思う自分がどこかにいませんか。

 なぜ孤独を感じるのでしょう。

 なぜ人付き合いが苦手だと思うのでしょう。

 必ずそれには理由があります。

 もしかしたら、あなたは一見たくさんの友達とかかわっていて、みんなに頼りにされ、しっかりしているとほめられているのに、孤独感が強く、人とかかわることに疲れてしまっているかもしれません。

 人の期待に応えて喜んでもらえるのはうれしかったけれど、もう疲れてしまって心の底では放っておいて!と思ってしまう。それなのに、また、人の期待に応えたいと思って反射的に動いてしまうあなたがいる。

 そうやって小さい頃からずっと人との関係を作ってきたから。そうした経験を通して、人は、自分に馴染んでいる感覚があって、嫌だと思ってもその馴染んだ感覚、つまり習慣になっているこれまでの人間関係を繰り返してしまうのです。それがどんなに疲れることであっても。

 疲れるのに、なぜ?こんな自分なんかいらないし、消えてしまいたい。でも、ちょっと待ってください。これまでの自分を全否定しないで。あなたが、馴染んだこれまでの人間関係を選択した理由があるはずです。必ずあなたにとってのメリットもあったはずですから。

 ここでそれを一緒に整理してみましょう。

 では、これまでのあなたの人間関係でのメリットを考えます。

 自覚できていないかもしれませんが、あなたが選択した人間関係は、あなたが一番恐れている「人に拒絶される」ことからあなたを守ってくれています。このメリットは大きいです。あなたは自分を自分が思う最悪のことから守ることができています。

 それから、人に頼まれたり、期待されたりしたことに応えるというのは、倫理観で判断すると「良いこと」ですよね。つまり、良いことずくめです。ですから良いことをしているのに、なぜ人付き合いに疲れたり、嫌になってしまうか、その理由があなた自身わからなくなっているのです。悪いことは何もしていないから。そこに気づくことが大事なポイントです。

 なぜこんなになっちゃったんだろう、なんでこんなに疲れるんだろう、と自分で自分に聞いてみることは大切な疑問です。しかも、何も悪いことはしていないのですから、嫌になる道理がありません。