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コーヒーといえばクロロゲン酸(ポリフェノール)が含まれ、抗酸化作用で活性酸素の害を防ぎ、老化を防止する――とはよく知られた話。それも魅力なのだが、近年コーヒーで注目を集めるのは「トリゴネリン」という成分だ。これが「認知症、細胞の老化」の予防に作用するという。トリゴネリンを失わない、最強の飲み方とは? “コーヒー博士”として知られる東京薬科大学名誉教授の岡希太郎氏が伝授する。

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コーヒーの抗酸化・抗炎症作用で
老化や病気の原因となる活性酸素を退治

 前回の記事で、コーヒーに含まれる3大健康成分は「カフェイン」「クロロゲン酸」「トリゴネリン」であると記した。

“コーヒー博士”として知られる東京薬科大学名誉教授の岡希太郎氏は「コーヒーに含まれるカフェインとクロロゲン酸(ポリフェノール)が、活性酸素が原因の慢性炎症を防ぎ、病気を予防する」と説明する。

「食べ過ぎ、強いストレス、加齢による代謝異常などで、体内に活性酸素が大量に発生します。体内には活性酸素の害を防御するシステムが備わっていますが、あまりにも増えすぎると処理が追いつかず、活性酸素が正常な細胞や遺伝子を傷つけてしまう」

「特に40代以降になると、活性酸素を処理する働きが低下します。活性酸素が蓄積すると、そこに炎症が起き、やがて臓器のダメージへとつながりますから、炎症予防のため抗酸化作用のある食品を取ることが大切です」

「抗酸化」とは老化や病気の原因となる活性酸素を退治する力のこと。抗酸化物質はビタミンCとEのほか、植物に含まれるポリフェノールに豊富だ。

「活性酸素がたくさん出てくるんですから、それを中和してなくせばいいんです。そこで私は手軽なコーヒーを勧めています。コーヒーに含まれるカフェインには覚醒・抗炎症作用が、ポリフェノールであるクロロゲン酸には抗酸化・抗炎症作用があります」

コーヒーを飲むと
脳の老化を遅らせる

 さらに今年、『Nature』(総合科学学術雑誌)に「13万人を対象とした研究で、コーヒー(カフェイン入り)が脳の老化を遅らせる」という論評も掲載された。