指示が揺れる上司に
どう向き合うべきか

 さて、まずは上司の記憶力の問題に手を打っていきます。上司をフォローするというだけではなく、会議を機能させ、仕事を進めるためにどうすればよいでしょうか。

 腹立たしさはいったん横に置いておいて、上司への確認の仕方や曖昧さを回避する方法を考えたほうがストレスも減りますし、かっこいいですよね。

 会議の冒頭で、これまでのレビューを行います。

「前回のミーティングではこうした助言をいただいたので、このようなプランを考えてみました」

 この程度でよいので、前回の会議で上司が行った助言について、できればパワーポイントなどの視覚資料で示すことができるとよいでしょう。

 上司の意見が二転三転しているようであれば、会議の場を「議論を深めながら、結論を導き出す場」として捉えるのではなく(まあそれができれば理想ですが)、「あらかじめ用意した自分の案を伝えて、上司を説得する場」として捉えてみることをおすすめします。

 結論に向かって自分の意見を伝えると、聞き手にとっても情報が整理され、適切な助言を得やすくなります。

 その際、ちょっとしたことですが、以下のようなことに気をつけるとよいでしょう。

・上司のツボはどこか?
 数字?将来性?社会貢献性?

・上司は誰の意見を重視するか?
 トップダウンかボトムアップか。自分の立ち位置を踏まえて、適切な人物に当日のフォローをお願いしておく

次の会議の冒頭レビューを
意識することで生まれたもの

 アカリさんは、会議の冒頭に、前回の会議で決まったことを短くレビューすることにしました。ここで気をつけたいことは、議事録に書かれていることをそのまま読むのではなく、上司が助言したことに焦点を絞って簡潔に述べることです。

 前回の会議では、上司は「野菜不足を自覚する20代がたくさんいることはわかったけど、だからといってその人たちがみんな飲み物で解決しようとはしないんじゃないか。もっと広い視野が必要なんじゃないか」と言いました。