精神論で「どんなにきつくても眠くても、やるべきことをやるべし!」という考え方は捨てましょう。体調を良くしてからこなす方がタイムパフォーマンスもいいはずです。

 レンさんの例を見てみましょう。

1.自分のコントロールできる予定とそうでない予定を見極め事前に備える。

 1日中営業先を回らなければならず、それで疲労困憊することは事前に予測できた事態だったかもしれません。こんなハードな1日の終わりに試験勉強を計画することがナンセンスでした。

 レンさんがすべきことは、体力と気力(根性)のなさを嘆くことではなく、計画性のなさに気づき反省して、今後の計画立てに活かすことです。

2.最優先すべきなのは睡眠と休養である。

 繰り返しになりますが、すべてのタスクにおいて最優先すべきなのは、睡眠と休養なのです。レンさんがこんなハードな勤務の日の終わりに資格試験の勉強をしたとしても、効率が悪いはずです。

 もしもレンさんが休養して疲れをとれば、翌日の朝には体力も気力も回復し、効率よく勉強できると思いませんか?

疲れた夜はフロも歯磨きも不要
寝れば仕事も勉強も回りだす

 レンさんは具体的にどうしたらいいのでしょう。

 レンさんはスケジュールをアプリで管理しています。

 通勤電車ではいつもスマホをいじっているのですが、そのついでにスケジュールを確認するようにしました。

「おお、この外勤の日、1日中外回りだから絶対に疲れる。この日は試験勉強を0にして、前日がんばるか、翌日に回そう」

 このように計画を立てるようにしたのです。

 さらにレンさんは、多忙な日は、速やかに心身の疲れを取ることのできるように、入浴剤を入れたり、自炊せずにテイクアウトで好きなものを食べることにしました。時には、マッサージにも行きました。

 レンさんは資格試験の勉強の時に眠気や疲れで集中できないことに気づき、疲れている時はさっさと寝るようにしました。結果的に、効率が上がりましたし、勉強はつらくても歯を食いしばってやるものだというイメージが少しずつ払拭されていきました。