イメージが良くなると、次に取りかかる時に重い腰を上げやすくなります。余談ですが、同じ理由で、勉強も難しくてつまずいたところでやめてしまうと、再開する際にゆううつなイメージが湧いてしまうのでおすすめしません。

 矛盾するようですが、苦しくても難しい問題(山場)を越えたところで止める癖をつけるといいでしょう。

 こうして、仕事のスケジュールを踏まえた上で体調を整えながら勉強を進めていたレンさん。想定以上に疲れる日もありました。

 本当なら夜のゴミ出しと風呂と、お肌の手入れと歯磨きと洗濯もしたかったのですが、あまりに疲れた日にはこれらをこなす気力すらありませんでした。こういう時にも原則は「最優先すべきなのは睡眠と休養である」ことに変わりはありません。

 こうした時間管理マネジメントに切り替えた結果、翌日に疲れが残らず、すっきりと目覚めることができるようになったレンさん。

 これまでならどんなに疲れた日でも、歯を食いしばって資格試験の勉強をがんばろうとしていました。たとえ勉強できたとしても必死で眠気と闘いながらこなした1時間も、翌朝の疲れの取れた自分なら10分で取り返せることに気づいたのです。

レンさんの問題解決方法は
こんな場面にも応用できる

1.出張先でいつもより仕事の拘束時間が長く疲れている。

 出張中、同行する同僚といつも一緒で1人になれず、道中だけでなくランチや夕食時間まで拘束されて、人疲れしてしまうというようなことはありませんか。人に気を遣うタイプならなおさらです。

 こうした事態が予測できる場合には、先手を打ちます。

 自分がコントロールできる時間とそうでない時間を見極め、事前に備えるのです。例えば同僚に「あ、昼は現地の友達と久しぶりに会うことになっているから別行動で」などといって、実際は1人でゆっくりするのです。

2.月1の定期ミーティング。次までに行うタスクをギリギリで準備するのがつらい。

 最優先すべきなのは睡眠と休養であるとご紹介してきましたが、ここであえて、逆のことをお伝えします。

 ちょっとの無理なら今してしまった方がいいという例外があるのです。10分以内に終わるタスクならその場でやるのが最も効率的です。月に1回の定期ミーティングは比較的長いスパンのタスクです。

 1ヵ月もすると私たちは内容を忘れます。なので、月に1回「あれ、前回のミーティングで何を話したっけ」「私に割り当てられたタスクってなんだったっけ」と思い出すコストがずいぶんかかるのです。

 これが非常にもったいないのです。定期ミーティングの直後にできる限り自分のタスクをこなしてしまうと、この思い出しコストが最小化できます。それに、早々にミーティングのメンバーに資料を送ると「めちゃくちゃ仕事が速い人」「積極的だ」という印象を与え信頼されます。

 少ないコストと少しの時間で大きな成果を上げられる方法ですので、ミーティングの後の10分間に計画を入れておくことをおすすめします。