具体的には40文字×2行の80文字で、自分の人となりがわかることを書こう、と伝えています。
名刺から話が広がるワケ
たとえば、チエノワ創業者である田中雅也はこんな言葉を入れています。
ベンチマークは天武天皇、伊能忠敬翁、聖徳太子、渋沢栄一翁、二宮尊徳翁
石川県金沢市/金沢泉丘高校・筑波大学体育専門学群(蹴球部)卒/五黄の寅
だから、名刺交換をすると、こんな反応が多々あります。
「あれ、筑波大でサッカーやられていたんですね。三笘選手とプレーしたこと、あったりします?」なんてサッカー好きな方から聞かれます。
「ベンチマークが天武天皇って、なかなか大胆ですね。なぜですか?」などと歴史にくわしい方はそちらが気になるようです。
もちろん、「私も筑波大なんですよ」「渋沢栄一、いいですよね。僕も好きで、大河ドラマずっと観ていました」などと自身との接点を指摘して、逆に自己開示してくれることも……。
何がフックになるかは、人によって違います。
しかし、こうして、ごくごくカンタンな自己開示をするだけで、初対面の相手でもすんなりアイスブレイクができる。きわめて自然に雑談ができるようになるわけです。
一方、専務の大澤尚也の場合は、名刺にこう書いています。
“祭り(南部風流山車)”と“冬のスポーツ”をこよなく愛する感動屋!
岩手県岩手郡岩手町出身/涙もろい/盛岡第三高校・東京経済大学卒業
「岩手でしたか! 母方の実家が盛岡なので、よく行くんですよ。冷麺とか、じゃじゃ麺とか美味しいですよねえ」なんて地方ネタは響くケースが多いものです。
「感動屋で、涙もろいタイプなんですね(なるほど。少しぐっと心に響くような企画をお願いするときは、いいかもな……)」などと思案する方もいそうです。
このように名刺にちょっとした自分の情報を載せるだけで、初対面の相手との距離がぐっと縮む。会話の糸口が生まれ、共感のきっかけとなり、共走にいたる起点が生まれるかもしれないのです。








