社内コミュニケーションも向上する

 これは社内でも効果大です。

 私たちはこの名刺づくりをインターナル・ブランディングの研修にも活用してもらっています。

 とくに大企業では、同じ部署でも、まったく顔や名前を知らない同僚がいるのはザラです。

 部署や職種が変われば、なおさらのこと。しかし、今の時代、自分のいる部署を飛び越えて、新たなビジネスアイデアをねり、シナジー効果を生み出すような思考、行動が求められています。

 一人ひとりの自発性が評価されるのはそのためでもあるのです。

「同郷の先輩に、ちょっとご相談があるのですが……」
「AIにくわしいBさんなら、いいアイデアが出るんじゃないかと思って。壁打ちにつきあってもらえないですか?」

 といった具合に、部署などの垣根を飛び越えたコミュニケーションや仕事がはじまりやすくなります。いや、共走がはじまりやすくなる、というわけです。

 まずは、自己開示名刺づくりを。

 営業の研修としてはじめてもいいし、遊び半分でチームミーティングや朝礼などで実践してもいいでしょう。

 また、名刺ではなく、社内用に自己開示プロフィールを書いた名簿をつくり、公開してもいい。

「個人情報がうるさくて……」

 という会社ならば、サッカー好きだから、サッカーボールのシールを貼る。映画好きだから、カチンコのシールも隣に。秋田出身なので、きりたんぽのシールも貼ってみよう、なんていうのもいい。

 むしろ受け取ったほうは話しかけたくなり、自己開示の強烈なフックとなります。

 いずれにしても、名刺1枚のわずかなカスタマイズが「共走」の起点になりえるのです。